あづま と さかぐち「one room space」[WEST1-D:2014/3/10〜16迄]

 立体作品を制作しているあづまさんとイラストのさかぐちさんによる展示を開催中。
このスペースにはどのようなストーリーがあるのでしょうか。
さかぐちさんのイラストは「宇宙飛行士」をテーマにしています。その宇宙飛行士が地球へ帰還する際、謎の生物が付いてきたというストーリー。その謎の生物をあづまさんが制作しました。



 さかぐちさんの作品です。透明水彩とアクリル絵具によるイラストレーション。
透明感のある色彩の重なりが人物の思考を表しているかのようです。

 死にゆく人を描いた作品。人体から広がる光と宇宙空間。
人間の身体を構成する元素は宇宙空間にある元素。
死は肉体が元素に還元される出来事として描いています。

こちらの人物像、日常生活を営んでいますが身体の一部は宇宙空間に変容しています。
日常の中で人は確実に死へと向かっている事を示唆する作品です。
さかぐちさんの作品は宇宙を通じて人間の営みを描いているようです。

 こちらはあづまさんの作品です。謎の宇宙生物。ストーリーや設定を決め、スケッチをしたものを実際に立体作品にします。今迄、室内にいる動物を中心に制作してきましたが今回は宇宙生物という新しいテーマで制作しました。
お気に入りの生物は購入ができます。展示期間中、だいぶ宇宙生物が人間達の家に旅立ったようです。

あづまさんの作品は布を主体としています。古いペン先を使用していたり
新しい布と型落ちした古い布を組み合わせている為、どことなく懐かしい自然な風合いが特徴です。 色彩もベージュを基調としたアースカラーです。

 今回は二人展ですが実はあづまさんのお母様の作品もひっそりと展示販売中。
こちらは樹脂粘土で制作したネックレスです。優しい中間色のどんぐりのお家です。
お母様のあたたかい人柄が作品にも滲み出ているのでしょうか。

 展示室ではポストカード等グッズ販売も行っています。
「one room space」にまつわるストーリーを思い描きながら鑑賞されてはいかがでしょうか。

DFG 上園