ぼんやりと写ったホテルの廊下の様な風景が、入ってすぐ左にあります。
敢えてこの写真を持ってくるところに、Kimさんの皮肉な視点さえ感じられる気がするのは気のせいでしょうか。
棚の多い1-Cのスペースを、テーマ毎に区切ってうまく使っています。
二人の人間が写っているシリーズ。
四枚あると、Kimさんの伝えたいことが鮮明に伝わってくるように感じます。様々な関係性が、Kimさんの目を通して鮮やかに浮かび上がります。
何かを見ている二人を見ながらカメラを構えるKimさんが見えますね、この写真。
写真の持つ「見る/見られる」について改めて考えさせられます。
横たわる、二枚の人形の写真が、光のせいなのか妙に艶かしいです。
その下に遊具の写真がぽんと置かれているのも印象深いです。
Kimさんの写真展は、本日までになります。
DF STAFF KOZUE