おっぱい好き、おっぱい嫌い、おっぱい普通。
荒木 上村 花田
そんな女性作家三人が贈る
おっぱい展
WEST : 2-D にて開催中
「 おっぱい 」
それは平仮名で表すならば、
巨大で丸みを帯びた、一つの物体のようである。
性的なイヤらしさなど微塵も感じぬ。
もっと、モノ的な見え方である。
" しゅがーすぽっと " |
かみむらみなみさん
"自分のおっぱいが嫌い。ちいさくてきらい。"
胸を正面から描き、捉えたかみむらさん。
膨らみや陰影は線の集合体。
赤みを帯びている乳房、周辺の乳輪はブラウン。
この場所に、最大の愛を感じました。
" MOUNT OPPAI " |
あらきみとさん
"おっぱいが好きとか嫌いとか、ない。普通。"
こんな山は無いと思いながらも、
あってもいいのでは?と思ってしまう。
抜けるような青空、青い海、白い雲、
おっぱい山の登頂部には乳房!
夏 という露出が増える季節にも呼応しているようだ。
あらきみとさん " 空目2 " |
朝食なのかな?
おいしそうなベーコンエッグにサラダ。
食欲をそそる食材の色、組み合わせ。
おや、黄身の部分が何やら不思議な形に。
それは光沢のある、おっぱいのようだ、
" 寄せる " |
花田みのりさん
" 自分のおっぱいが嫌い。 "
花田さんによる計三点の連作。
おっぱいを "寄せる"
寄せるとはどのような行為であるのか。
一カ所に集める、利便性。
視覚的効果を狙う、誘惑。
モノを寄せるだけならば
気にもならないけど、
おっぱいに対してだけは、気になる。
残った壁面のお話。
カラフルなポストイットが壁に貼られ、
そこには主に「おっぱい」にまつわる文字情報、
フリースペース。
幾つもの記号化されたおっぱいが
ちらほら。
ちらほらという文字さえもそれっぽく見えてしまう。
最後にご紹介するのは、
おっぱい談義を掲載したZINE
両面広く使用して、男女混合計七人による
談義の様子を掲載。
おっぱいに対して好き/嫌い派と別れたり、図も交えたり。
様々な観点(主観も勿論)から語る。
さて問題。
私は本文中で何回「おっぱい」と書いただろうか?
正解『16回』※要反転
1/26(sun) までの公開
(ぱんだ)