アーティスト、デザイナー、料理人、ドラマー
多才な作家 Paul Lacotta 氏による個展
WEST : 1-D にて開催中
Paul Lacotta 氏が今回展示されているのは、
数多くのイラスト作品。
ファイアパターンの形と色が良く似合う。
燃え盛る熱、そして触手のように蠢くモチーフ。
静止の中に動がある。
"Flaming Piano" |
大変滑らかなボディをしたピアノ。
鍵盤の位置に空いた穴から空気を吸い込み、
吐き出す先では炎が上がる。
ジェット噴射を思わせる迫力。
高温で出力されたそれらは真っ暗闇の中から、
ピアノとイスを浮き彫りにする。
"Flaming Piano" 拡大 |
支持体、表面が持つ凹凸が、
滑らかな排出口を更に色っぽく、
女らしく見せるのは気のせいか。
こうやって部分だけを取り上げても、
魅力たっぷり。
続いて紹介するこちらの作品は、
iPadのソフトを使用し描かれたドローイング。
絵筆の代わりに、指先を添えて描く。
水彩のような滲み、スプレーでのボカシ。
複数のツールを駆使し描かれる。
中でもドラムセットを描いたドローイングは迫力が違う。
セットの上から真後ろから。
透明で透けるヘッドの描き方も。
このドラムがどんな音を奏でるのか。
想像できるし、どこからか聴こえてくるようだった。
開催期間/2013.12.26 - 2013.12.28
(ぱんだ)