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トモヤ スズキ 『ファッションリサイクル』 [1-B:010/21-10/23]

 
トモヤ スズキさんの展示が始まりました。
ただのファッションの展示ではなく、アートやファッションを通して、消費というものに疑問を投げかける作品になっています。
「トモヤ スズキ」とは、tomoya kubotaさんとyuta suzukiさんのユニットです。中学時代の同級生で、別々にファッションを学んできたそうです。

上の作品はキャンバスに「キュビスムの手法を使って」シャツが縫い付けられた作品。着れない服であり、ユニークピース(一点もの)としてのアート作品です。

「Art→Designers brand」の矢印の先にあるのは、以下の作品。

大量のコンバースを解体して作られたドレスです。一点ものではありませんが、数の少ない「デザイナーズブランド」を体現しています。

お値段も、この通り。


 そして、次にあるのは、ファストファッションを表した作品。「999 YEN」という値段の表記があり、ハンガーラックには大量のTシャツがかかっています。

 シャツにはそれぞれ、胸に渋谷を写した写真がついています。

渋谷の雑踏やお弁当。大量消費を感じさせるイメージたち。
そして、こうしたファストファッションからArtへと矢印が繋がり、循環しています。

冒頭にも書いた通り、作品・展示空間を使っての問題提起となっています。トモヤ スズキのお二人に聞いた話を色々と書きたいのですが、本日から三日間ですので、是非直接伺って下さい!ものそれ自体だけではなく、作家のお二人とのコミュニケーションも、この作品の大切な要素だと感じるので。

DF STAFF KOZUE