バナーエリア

このブログを検索

ぬけがら



総勢16名による展示会
ぬけがら
SPACE / 2-D + 2-E







"同じ学校の同じ学部だけど、普段これといって仲が良い訳ではなく、
これといった会話もない僕らが、なぜか集まって同じ場所で展覧会をします"

ぬけがら実施委員料 深谷 舜


合同展示ぬけがらは、2スペースに渡って開催中です。
一部作品をピックアップしてご紹介致します。


鈴木 大樹
「ごみ ー 石油缶」
シルクスクリーン クラフト紙

汚いもの「ごみ」 田舎の美しい景色
この二つを対比させる作品。

鈴木 里紗
「道標」

遥か彼方にある消失点を目指して、
この隔たりの中を歩んで行くのです。
矢島 芽依

人と動物の境界線はどこにあるのか。
瞳や肌の色、骨格の形。
それらは有無というより、バランスの問題。
動物よりも動物らしくある彼女。

しのはら みずほ
「晩夏水族館」

複数毎の写真作品によって構成される今作品。
向日葵、打ち上げ花火
夏のモチーフが一つの平面に詰め込まれている。
浦上 夏帆
「edd」
シルクスクリーン ビニールシート スチレンボード

複数毎のレイヤー構造となっている今作品。
表面の黒は敢えて一部を抜いてあって、
そこから次の層、卵の中身が露になる。

※EDDは分娩予定日の意味。


小林 亜雅沙
「私事ですが、」

ご自身のノートから絵を抜粋し、コラージュした作品。
私事という前置きの通り、個々のモチーフは関連性を持っていないのだけど
綴じられたノートが展開し、
一つの平面に帰結するという流れが大変面白い。

野地 剛

有機物なのか無機物なのか。
静止しているのか動き出すのか。
次の展開の予測が不可能である。
複数毎カラーパターンを提示し、
それは表情を見せずに迫ってくる。

當銘 香奈

数センチメートル四方に収められた日用品。
その敷居は段ボールで作られていたりと、
その華奢な作りがまた愛おしい。
白い壁とのセットでみると、生活さえも見えてくる。



今展示会のテーマは『ぬけがら』

脱皮において生まれる抜け殻。
又は、中身が空になったもの。

次の成長段階に移行するから、
変化を伴うから生まれるぬけがら。

この一歩先の変化を是非、また拝見したい。
本日会期最終日です。

(ぱんだ)