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庄司由紀 鈴木瑞


メンバーそれぞれの誕生石から名付けられたグループ
「AMETHYST x EMERALD」の絵画展示
(庄司由紀さんはアメジスト、鈴木瑞さんはエメラルド)

SPACE WEST : 1-B






展示期間 / 2013.9.14 - 2013.9.16

豊かな色合いの絵画作品は、
落ち着きのある色の額におさめられてより映える。

一部作品をご紹介致します。


庄司 由紀
「花鳥風月」



美しい景色や自然を嗜む言葉。
白いフレーム、そして黄色のマットという所がにくい。

極彩色の景色の中に織り込まれた
動物や植物、生命の息吹は、
2人の子供と並び、力強い。


庄司 由紀
「夢の海原」


シロナガスクジラ、であれば
現存する最大の動物種の上に、
子供、幼い天使が乗っている。

浮遊するクジラの足下は、
異国の地、時代をさかのぼっているかもしれない。

ここが夢の中だとしたら、
ここは夢のどんな場所であるのか。
雲と光で直視できない場所にあるものは。


庄司 由紀
「つまむ」



幼い頃、触れるもの全てが真新しい刺激に溢れていた頃。
丸みや尖りといった特徴一つとっても、

面白くて仕方が無かったのだろう。

遊ぶにまでは至らないかもしれない。
もっと根源的な位置にある「つまむ」

ご自身のお子さんをモデルに描いたのでしょうか。
見守る視点から、私達も居る。

鈴木 瑞
「小さなパーティー」



豊かな色の肌を持ったカエル達の集い。
円を作り、思い思いにゲコゲコと鳴いているのか。

彼らにとって「パーティー」とは
そのようなイベントになるのだろうか。
もしかしたら、この鳴き声が、
歌が宴を担ったりするのかもしれない。


鈴木瑞
「カエルのうた」



続いてこちらも豊かなカエル達が登場する。
上から俯瞰するこの光景からは、
碁盤とか升目が見え隠れする。

カエルのもっと前、おたまじゃくしの頃。
五線譜に身を寄せて、楽譜を構成するかのような。

彼の歌声と、その奏で。
視覚を通じて、聴こえますように。



最後にご紹介する二作品は、鈴木瑞さんのスケッチ。
色が削がれて、黒鉛だけで縁取られたカエルと環境。

結露し出現した水滴みたいに。
瑞々しい水面、そして瞳。



そういえば鈴木瑞さんの誕生石エメラルドは
カエルのように強い緑色なのだ。

削がれた色が再び、徐々に、色付く。

本日展示最終日。


(ぱんだ)