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Heidi Huang 『Heidi Doll』


Gallery WEST 1-A
Heidi Huang 『Heidi Doll』
2013.5.15 - 2013.5.17


Heidi Huang(盈淑-こうえしょく)さん、台湾からのご出展。

個展「Heidi Doll
絵本「星たちはどこへいったの」の原画展となります。
一部をご紹介しましょう。

表紙


「この世界の人々は、皆すてきな夢を持っていて、
自由に楽しく暮らしていました。
この世界は美しい色で溢れていました。」

「夜空は真っ黒になっていきました。
宝石のように輝いていた星空が、
今はまるでカーテンが閉められてしまったかのようです。」




[あらすじ]
夢をあつめて星をつくる「星の少女」とうさぎは、
夢をさがす旅に出ます。
旅先で出会った夢だと思ったきらきらと光るものは、
自然の大地がもたらす不朽の美でした。
やがて、「星の少女」とうさぎは夢に出会います。

2010年から星と女の子が登場する連作を描き始めたHeidi Huangさん。
一冊の絵本にぎゅっと詰め込みました。

きらきらと光る夢を描くその筆先は、
光の反射を肌で感じるほど、鮮やかに眩しいです。

都会で生まれたHeidi Huangさんは静かな夜空に光る星が好きで、
星から多くの事を連想していたそうです。
やがて彼女は田舎町へ引越し、美しく純粋な作品たちを描き始めました。

「星の少女」は架空の少女ですが、
いつも彼女を絵の中に登場させるうちに、
Heidi Huangさんにとって無意識のうちに自然な存在となっていきました。
「星の少女」の純粋さと清らかさは、
Heidi Huangさんの心の汚れのない部分なのだそうです。

「星の少女」はHeidi Huangさんに語りかけます。

「人と違っていてもいい。
自分と誠実に向き合い、
外から数多くの要因に影響されないことで、
真の自分の世界に属するのだ。」

彼女の作品の純度は技術的な表現を超越し、
彼女自身の内なる純粋さが根本にあるように思います

絵本は展示室で購入が出来ますが、
是非、原画ならではの圧倒感を肌に感じてみて下さい。

ポストカードも販売しています。





(ゆか)