春のうららかな風と共に、素敵な小箱が届きました。
EAST 102
日本画を主体とした展示会です。
9名の女性による春の表現をご覧下さい。
清々しい山吹色。
ひまわりに水やりをしているたおやかな女性。
ほのかに柑橘系の香りが漂ってくるような錯覚に陥ります。
ぞうが大好きだと言う直井有子さん。
彼女は小学校の美術の先生なんです。
絵にもそのまま人柄が出ていて、とても気さくでお話しやすい方です。
鮮やかな青と、補色で彩られた鯉が絶大なインパクトを誇る作品。
この良さは画像では10分の1も伝わりません。
植物を描くということが多いという小林愛さん。
気持ちが植物へ向かっているのか、植物が彼女へ向かっていくのか。
中間色による奥行きの表現、繊細な筆運びが印象的です。
こんなに美味しそうなイチゴの絵、見たことあるのでしょうか?
古典的写実表現に見えますが、
前に立ってみると現代的な要素も含まれていることが感じられます。
それは手作りの額に秘密があったり、
マチエールへのこだわりがそうさせているのかもしれません。
- 作家一覧(順不同)-
門平 茉莉江
小林 愛
吉田 真美
直井 有子
松川 佳奈絵
藤井 聡美
佐藤 綾美
安田 実央
高村 めぐみ
展示期間は4/27(土)まで。
最終日は搬出で早めに終了しますので余裕を持ってご来館下さい。
--- けんや ---