Prologue
あなたは何かを見ているけど、
それが全てではない。
それだけを見ていたら、自分が知らない
世界を見ることが出来なくなる。
あなたの瞳はあなたが思っているほど
そんなに汚れてはいない。
世界は一つだけど、
一人一人違うカケラが散らばっている。
俺らはそのカケラをStreetで拾い集めてゆく。
（後略）
MGKは現在、HIBI、ORLEANS、CHIMERICALという三つのブランドをそれぞれ制作する三人で構成されています。（今年度にもう一人増えるのだとか！）
まずはCHIMERICALから紹介します！
ぱきっとした色使いにスパンコールとフリンジをあしらったスカート。
フリンジも手作りなのだそうです。
ファーのアクセサリー。
セットアップの付属品です。
それだけでイラストとして成立するクオリティのデザイン画！
CHIMERICALというのは、キメラ（キマイラ、怪物、クリーチャーと同義）が好きであることからついています。ぴったりしたラインでお腹などが出ているけどフリンジやファーなど付属品が多い、それがCHIMERICALの追求するスタイルです。ストリートでもパーティーでも、綺麗に発色してみんなの注目を集めること間違い無しです！
次はHIBIです。
こちらのジャケットは、異素材を組み合わせた不思議な質感かつ、ラインへのこだわりが強く感じられる一着。「スレンダーな人でもグラマーな人でも、綺麗にシルエットの出る服を作りたい」とデザイナーのYejiさん
こちらも異素材のコンビネーション。とりわけビニールはよく使う素材だそうです。もちろん、着心地も考慮した上で。
こちらのドレスもビニールを筆頭に様々な異素材で組み合わされていますが、一番驚くのはスカートの部分がカーディガンで出来ていることです。様々な素材でカーディガンを作り、それがスカート部分を構成しています。「カーディガン、羽織る以外の使い方ないかなと思って」という発想から始まっています！
HIBIとは韓国語では喜びと悲しみ、日本語だと「日々（日常）」という意味になります。HIBIの特別な服を着て、色んな感情をこの服と共にして欲しい。そんな想いで作っているそうです。あなたもHIBIの服で、特別な毎日を過ごしませんか？
最後はORLEANSです。
ストリートと、ミリタリーやパンクの融合！こちらはORLEANSのデザイナーnodaさんがパターンを引き、袖に古着を使ったジャケットです。実際に「高校（中学？）の先輩が着てた古着をこの辺に使用しました」という身近な再利用の例が出てくるのが面白い！
こちらのカットソー大きめでてろーんとしてますが、男の子が着ても、女の子が着ても、素敵になりそうで、着た図を想像してしまいました。
こちらもnodaさんのパターンに古着のジーンズを使用したジャケット。こちらは女の子が実際にぶかっと着こなしている写真を見せてもらいましたが、めちゃくちゃ可愛かったです。
ブランド名ORLEANSは、「オルレアンの乙女」とも呼ばれたジャンヌ・ダルクが由来だそうです。三頭の怪物ケルベロスはオルレアンの地が発祥であることを受けてのデザイン。聞いてみると色々出てくるものです。
洋服が展示してあるだけではなく、広く取った空間では映像と音楽の流れ、クラブのような雰囲気が出ています。
これらをデザインをしている三人。
空間の雰囲気が伝わる一枚です。
DF STAFF KOZUE
