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花展



Gallery WEST 2-C
見沼ファンシーセンター:スパイラル長英、夢島エンスト
「花展
2013年03月07日(木) ~ 2013年03月13日(水)

”埼玉県さいたま市の「見沼」という土地に住む二人、
スパイラル長英と夢島エンストが所属するイラスト活動ユニットです。
クマガイソウという奇妙な花がシンボルマークの街に住む
二人組ユニット「見沼ファンシーセンター」が帰ってきた!
今回の彼女たちがテーマに選んだモチーフは
ずばり「花」!花を描きます!”



では、作品の一部をご紹介します。








展示室に入った時、
全体的にどこか柔らかく湿った空気を感じました。

何故だろうと思いながら、接近して眺めていると、
一つ一つは親近感を持つような優しげな作品たちがありした。

いよいよ、見沼ファンシーセンターさんが醸し出す空気の根源はどこかと思いつつ、
一歩離れて、作品たちを眺めてみると、
その訳が何となく分かってきました。

これは単体で見たら分からない、彼女たちの作品が密集して醸す、雰囲気だと。
彼女たちの独特なタッチと色彩感覚を肌に感じました。

空間を占有し切って試される個性。

過去の多くの美の巨匠たちはどんな作品を作っても、
「あ、この作品、あの作家が描いたのかな。」と思わせる独自性があります。
例えばピカソの「アヴィニョンの娘たち」を知ってて「泣く女」を知らなくても、
人に後者を「ピカソの作品かな。」と思わせるような。

恐らく多くの芸術家にとって、大きな壁となる独自性の研磨を、
彼女たちは見出しつつあるのではないか、と思いました。
今後の活躍が気になります。


展示は3月13日まで。
お待ちしております。


(ゆか)