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ちぎって、はって、花札展


日本の伝統が失われつつある。
そう囁かれる日常のなかで、
デザインの力でなにか自分たちにできることはないだろうか?

そんな想いから、今回は「花札」をモチーフにした展示が始まりました。
作り手は東洋美術大学 ボ部一同様




"ちぎって、はって、花札展"
展示タイトルにもヒントがあります。
今回飾られている作品群は、皆、ちぎり絵なのです。


出来上がった作品はコチラ。

写真外部にも計四枚の作品が並んでおりますが、
一枚毎に三ヶ月分の花札の絵絵が盛り込まれています。


絵柄をあまり知らない!という方の為にも、
絵札の紹介も行っております。
どこにどの絵札の画面が切り貼りされているか?

言葉に置き換えるならば、
コラージュ&コラージュ
実に洒落がきいているじゃないですか。


また、ちぎり絵と聞くと平面作品と思いがちですが、
出る出る、画面から浮き上がる植物や動物たち。
半身、全身、蝶は羽を羽ばたかせるように。


既にある絵札を何らかのテンプレートにはめ込むことで、
対象に再度光をあてる試みもあることでしょう。

しかしながら、今展示では絵札のモチーフを取り出して、
彼らがより自由に動き出せる環境を作り出してから、
キャンバスという止まり木を用意した。

この制作プロセス、なんとも趣がある。
そう、思いませんか?

1月27日(日) までの公開です。

(ぱんだ)