去年の五月から一年間、デジタル一眼かiphoneで撮りためた写真の展示です。
当時大学二年生だったInoueさんは、「何かを表現したい」と感じていて、写真を毎日撮ってfacebookにあげることを一年間続けました。
スペースにはそうした365日の軌跡が壁一面に広がっています。大きく二分すると、コメント付きの面白写真と風景(旅、建物、空、自然)に分かれます。
毎日のスナップだというのに、よくあるポートレートや食べ物の写真がないんです。「人物は表情を撮るのが難しいし、食べ物には興味がない」と至ってシンプルな答えを頂きました。被写体の選択に撮影した人の個性や嗜好が出るのが興味深いです。
Inoueさん
一年間続けて良かったのは、「毎日撮るものを探しているうちに、小さなことに気づけるようになったこと。一年間続けたということが自信に繋がったこと」だと言います。
現在は前のように毎日撮っている訳ではないけれど、頻繁に撮っているそうです。毎日小さな発見や撮るべきものがあって、楽しくて仕方がないという様子でした。
この展示会は、Inoueさんの日々と成長の記録。facebookでの写真の投稿を通して、またはこの展示会を通して、人と交流することもInoueさんの血となり肉となっていくのでしょう。
DF STAFF KOZUE
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Design Festa Gallery 原宿
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