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9.15. ~ 9.17 kj 「瞬」 WEST 2-E

瞬。

まぶたがとじるとき。
まぶたがひらくとき。

まばたき。




武蔵野美術大学生による三人展です。

コンセプトは表題の通り「まばたき」。

人間が目でとらえられる瞬間というのは限られています。
人によって見え方も違えば、見ている場所も違います。そして、感じ方も。

形にするということは当然難しいはずです。
不明瞭なことを説明することは出来ないように。



細野さんの作品です。
予備校時代に新聞紙でバラの花のコサージュを作り、
繋ぎ合わせてドレスを制作。
その二年前のことを思い返し、今回は原点回帰の意味合いを含め、
同じようにバラを使い何か出来ないかと考えた結果今回の作品に辿りついたそうです。

たまごから生まれるバラの花には生命の息吹が感じられます。
右のバラやたまごの殻には、焼け焦げたあとが。

こちらは山田さんの作品。
瞬間をとらえる道具としてパッと思い浮かぶのはやはりカメラでしょう。
山田さんは写真表現のみに閉じこもったりはしていません。
写真をバックグラウンドに、緻密に切り取られた切り絵が覆っています。

これは今回のテーマのでもある「瞬」のよろこびや、
風のうごきを表現したもの。

西さんの作品は一見、これは何だろう?と思わせるもの。
左下から右上へ流れる姿は、水しぶきのようにも、流星のようにも見えます。

実はこれ、可動式。
右端のゼンマイに取っ手がついており、
そこを回せば本当にゼンマイ仕掛けのようにまわります。

木の風合い、色合い、不思議な見た目。
そっと佇んでいる様子は愛らしく、インテリアの一部かと思えてしまうほど。


素敵な空間が広がった2-E、時間がゆっくり進むような感覚に触れました。


--- けんや ---