WEST館二部屋を使用しての 絵画,立体,イラスト の展示会
早稲田大学絵画会 『 単独2年展 』
本日より公開となりました。
準備された二部屋は部屋全体の装飾が異なりまして、
明暗を大きく分けた構成となっております。
2-D のスペースは元々壁、白色に、
鮮やかな色のマスキングテープを差し色に。
また、作品自体のカラーも生を連想させるものが多く、
暖色が用いられた作品が多く飾られていました。
穏やかな感情のまま、作品観賞できる一室。
そしてお隣 2-E のスペース。
打って変わって、黒いクロスと赤い照明が灯されたシックな一室。
実際の空間は、写真以上に暗いです。
影が随所に生まれておりまして、ムード漂う。
重厚な額装に荒々しいタッチの油彩。
空間だけでなく、作品内部/描写にまで夜が訪れている。
場所の力が大きく働きまして、
闇夜の景色はさらに奥まって、妖しさを深めつつある。
作品が内部に蓄える物語に奥行きが生まれます。
また、一部屋の中にテーマとしてまとまりがあり、
より長い時間、足を止めて、作品/場所を眺めてしまいました。
傾向として、完全なる闇を求めるのではなく、
闇夜の中にある景色を際立たせる為に、
光を灯しているであろう作品が多く見受けられました。
展示期間は 8月10日(金) までとなります。
(ぱんだ)