SKULL と 絵 と 写真 を融合させる、
木野 理花さんの個展 "SKULL" が会期初日を迎えました。
部屋の隅から隅まで SKULL(頭蓋骨/髑髏)が目白押しです。
本日は展示の様子を少しだけご紹介致します。
決してプラスなイメージを持たないであろう骸骨の上に
あえてマイナス要素を重ねる理花さん。
イメージとなる絵と言葉は至ってシンプル。
「考える」というプロセスの岐路が短縮される。
シンプルな線はときにコントラストの高い陰影をうみ、
作品に鈍器のような暴力性を持たせます。
フリーハンドによって波打つ線は、どこまでも理花さんらしい。
言葉自体は相変わらずアイデンティティーでもある意味を
持ち続けているのだけど。
もう、彼女にとって"SKULL"という言葉は気軽に身に付ける
ファッションのような存在になっているのではないか。
何処までも落ち行くネガティブだとしたら、
それはいつか身を滅ぼし得るのだろうけども。
これほどまでにポップに着飾った彼らを見てしまったら、
穏やかに微笑むしかありません。
展示期間は 7月29日(日) までとなります。
(ぱんだ)