「美とは食べられそうであること、そうでなければ存在しない」サルバドール・ダリ
| 私たちは「食」べなければ生きていけない。そういう意味でも「食」は、誰にとっても切実であり身近なテーマだ。宮崎駿の作品は食への愛、ヤン・シュバンクマイエルは食への恐怖で読み解くことが可能であり、例えば小沢剛のベジタブル・ウェポン、「そのコンセプト胃まで届けます」とうたうfood creation、“スイーツ王子”渡辺おさむ、飲食店をくじにして引かせるリレーショナルアート「おしょくじ」を展開させる三宅航太郎、「食欲と性欲」をテー マとする照沼ファリーザなど、コンテンポラリーのみを紐解いても列挙にいとまが無い。 異常気象や人口増加で世界的に食料問題が切迫する中で、大量の食料廃棄をする現代日本では、皮肉にも拒食症や肥満が問題となっている。さらに3.11以降、世界における日本の「食」の安全が危ぶまれてい る現状だ。 「食」を取り巻く環境だけではなく、アートの文脈が 決定的に変わってしまった今こそ、アートを通して個々が「食」を見つめ直すべき時が来ているのではないか。ブリア＝サヴァランの『美味礼賛』や内田百閒の『御馳走帖』に耽溺し、アートで「食」っていくことを夢見る若者よ、今こそ立ち上がらん！！ |
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| 「 企画概要 」 |
| 2012年デザイン フェスタギャラリー原宿にて開催される企画展です。 『食』に関連した作品を、ジャンルを問わず募集いたします。（飲食物の販売は行えません） 募集要項等、詳細は下記URLをご参照下さい。 アートで「食」を見つめ直して、アートで「食」す為のアートを。 デザイン フェスタ ギャラリー原宿 |
