高山いずみ 『東京工芸大学浅野研究室ワークショップ「Rain Drop」』 [1-G:1/15]

高山いずみさんが今日のみ展示をしています。卒業制作の一環でワークショップ（と展示）を行っています 。

ワークショップの流れは以下の通り、シンプルです。
①好きなおはじきを選ぶ。
②「 大切な言葉や大事な言葉（好きな言葉）」をそこに書く。
③紙にその言葉を選んだ理由を書く。
④そのおはじきをてぐすにつけ、雲から垂らす。

言葉を書く前に他の人が選んだ言葉やその理由を読めるので、イメージが膨らみやすいです。
「自由気まま」、「いただきます！」、「さんぽ」など様々な言葉が書いてありました。

現在四年生の高山さんはこれらの展示とワークショップの記録、絵本でもって、卒業制作とするそうです。そしてなんと、ギャラリー常連の籏野さんの後輩にあたります。
http://5-5.sakura.ne.jp

高山さんが選んだ言葉は「りんご」
りんごが大好きで、「好きな時に好きなものを食べられる」ことに幸せを感じるという思いも込められています。当たり前のことや些細なことを大切にしたいとも語っていました。

「自分の言葉は自分だけのものじゃない。言葉を知らずに生まれてきて、周りの人から色んな言葉をかけて貰って、それで覚えて育ってきました。人と一緒に何かを作るのもの好きで、他人が大切にしている言葉やその思い入れ、エピソードを聞くのも楽しいし、それをまた別の人々と共有するのも楽しいです。」

もちろん今まで色んなワークショップをやる過程で、楽しいことばかりではなく、悩んで、学んで、思考錯誤を繰り返してきたんだと思います。「卒業しても続けて行く道を模索している」、「人と話すのが楽しい」という高山さんと彼女に関わる人に、たくさんの豊かな言葉の雨が降り注いで、いつまでも循環して行けばいいなと思います。

http://www.designfestagallery.com/form_jp/gallery/exhibitors/detail.php?id=Y000019068&y=2012&m=01&d=15

DF STAFF KOZUE