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笑っているのか、怒っているのか、悲しんでいるのか
みつはしさんの描く猫は、表情に感情を表さない。
道ばた、曲がり角を曲がったら、突然であった猫のように。
描かれた猫は皆、佇んでいる。
何かしらの目的があって、もしくは目的を中断して、
こちらを凝視/監視しているのかもしれない。
距離感を感じます。
野良猫、もしくは、他人が飼っている猫。
この作品は明確に何かを見上げている。
この子達は、距離感からしても興味を持っているのかのよう。
作品の鑑賞者と作品との距離感が、
みつはしさんの大きな特徴ではないでしょうか。
推察するのも面白いけど。
どうせ出来ないと諦めて、
みつはしさん"の"猫を傍観してみることをおすすめします。
多分、猫はそういう気持ちで生きている。
勝手にそう思っています。
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(ぱんだ)