MASAさんの絵画作品の個展 『生命力が原動力』
「WEST : 1-D」で開催中です。
"1992年3月31日生まれ。
明治学院東村山高校卒業。高校卒業後は単身イギリスに
留学し、芸術の勉強をする。2011年6月に日本で本格的な活 動をすべく帰国。現
在は練馬に新居を構え、芸術活動に励んでいる。"
留学し、芸術の勉強をする。2011年6月に日本で本格的な活 動をすべく帰国。現
在は練馬に新居を構え、芸術活動に励んでいる。"
混じり気の無い色がキャンバスに塗りたくられている。
塗りたくられているという表現でいいのかどうか。
叩きつけられているかもしれない。
どうやって絵の具をキャンバスに落としているのか?
私達が直視できないはずの「出来上がる過程」を垣間見ているようで。
おおまかなアウトラインを組んだ後、
考えるより先に動き出した手が、対象の骨肉を盛り立てているのでしょう。
個々の作品には骨組みがある。
意味ではなく、感覚に重きを置いた土台の上。
ビビットな配色は当たり前のように、ホワイトな空間で異彩を放つ。
人間の形に似た異形の生物も同じくビビットカラー。
見た目が似ていたとしたって、
人間とは著しく異なった思考回路/行動をとるのでしょう。
そう思わせるのは、描かれた対象がキャンバスから独立し得ているから。
その時、既に彼らは生を受けているのです。
さて、そんな彼らに宿る生命力。
彼らは生きて、日常において、何を成すのか?
生を描くということは、生活を描くことでもある、そう思っています。
では、産み終えた後の軌跡、皆さまにはどう見えますでしょうか?
この点に重きを置いて、ご鑑賞頂ければと思います。
展示期間は明日が最終日となります。