齋藤 雅哉さんによる写真展 『未完成 2011』が開催中です。
上の写真からもわかるように、
作品数がとても多く、見応えたっぷりです。
写真家の父をもち
子供の頃からカメラと触れ合ってきた齋藤 雅哉さんの作品は、
シンプルの中に光の流れ、動きが美しい写真が多く観られます。
作品の一部をごらんください。
（※画像をクリックすると大きくなります。）
上記の３枚は、どれも太陽の光が印象的。
自然が織りなす壮大な景色が胸を打ちます。
下の２枚は夕焼けでしょうか。
今まさに沈んでいく太陽の光は、
海面上に道を創り出しているようです。
おすすめの１枚。
何ですか、この愛くるしい生き物は。
こんなにも愛おしい表情をする動物が他にいるのでしょうか。
何とも言えない表情を見事に捉えた１枚。
低姿勢から撮影されたであろうこの写真は
絶妙な距離感が癖になります。
こちらは滝でしょうか。
水の流れが曲線を描いています。
柔らかい曲線美が水を柔らかにし、
本来なら冷たいであろう滝の水にさえ
あたたかみを覚える１枚です。
自然は美しく、そして時に残酷。
太刀打ちできない自然の脅威に
誰しもが衝撃を受け、悲しみに暮れた東日本大震災。
齋藤さんが映し出した被災地の姿からは
日常を一瞬にして非日常に変えた震災の傷跡が
生々しく感じられます。
少しずつ復興へと向かっている今だからこそ、
彼の写真が持つ意味を改めて深く理解出来るのかもしれません。
齋藤 雅哉さんの展示は11月23日（祝・水）までです。
今回紹介できなかった写真も多数ありますので、
ぜひ実際にギャラリーにてお楽しみください。
(DFG STAFF sally)
http://www.designfestagallery.com/form_jp/gallery/exhibitors/detail.php?id=Y000018430
