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picmin [2-A:10/21-10/23]

色々なところから集まった人々による写真展です。言いだしっぺは森谷紀彦さんです。


こちらが森谷さんの作品です。思わず足を止めてじっくりみてしまいました。ついついカメラにこだわってしまったり、フォトグラム(レイヨグラフ)などの実験を繰り返してはマン=レイや瑛久の写真にため息をつき、気がつけばノスタルジックな写真を取りがちな大学四年生です。作品の偶発性に面白みを感じながらも、今後はテーマやコンセプトにも突きつめていきたいようなこともおっしゃってました。


これらが森谷さんのフォトグラム。蚊取り線香やキーホルダー、水などが写っているのが面白いです。こういう被写体の選び方に「らしさ」が光りますね。



Kahoru Tachikawaさん
こちらの作品のタイトルは「My best friend」
色んな角度、色んな表情の親友をフォトモンタージュによって表現しています。親友だからこそ表現できる一枚の「色んな表情」なのかなと思いました。
http://ja-jp.facebook.com/koharu.tachikawa




misaki kandaさん 「bright」
日常のちょっとした瞬間を沢山拾い上げて、作品にしています。また「あなたが何か感じたら ライターであなたのBRIGHTもともしてください」とあります。灯っているキャンドルともう燃え尽きたキャンドルとを見て、来場者のBRIGHTも感じました。




Kohei Yamamotoさん 「façade」
三枚の写真全てをブログに上げてしまうのは少々ためらわれたのですが、一枚が選べずに載せてしまいました。顔や肩のあたりに間取りが描かれています。「写真一枚でその人のことを表現できる写真を撮りたい」とYamamotoさんは言います。家というのはその人のプライベート、それを皮膚と重ね合わせることで、「その人」を表そうとする試みです。

確かに、普通のポートレートではある人のある一面、一瞬しか切り取れない。そう思うととても興味深い作品だなと思います。これからもこのシリーズを撮りためていくそうです。こうした写真がいっぱいあったら何が見えてくるのか、展示を見てみたいなと思いました。



ノブ子さん 「fish eye」
fish eye(魚眼レンズ)で撮った作品をたくさん展示していました。魚眼レンズで撮った写真は見ているだけで楽しいのですが、さらに居酒屋のメニューなどをわざわざ撮っているのが面白いなと思いました。

ノブ子さんは普段あまり魚眼レンズを使わないそうです。今回撮ってみると光が難しかったそうです。フラッシュをたいても暗くなってしまって思う様にいかなかったりしたそうです。だからこそ、魚眼だけではなくいつもと違うカメラも使っていきたいと言っていました。

普段は光を取り入れたり、ぼやかしたりした写真を撮っているそうです。今回の展示からは想像ができないので、普段の写真も見てみたいと思ってしまいました。




若林わかめさん 「13才」
写真と文章、それから彩色されたギターが展示されています。少し離れたところから空間として展示を見て、それから近寄って写真を見て、さらに近寄って文章をじっくり読んでいくことで、展示が完成する気がします。衝動が伝わってくる作品。
http://wakawakawakame.jimdo.com/



さかいしゅんたさん 「ぽーとれいと」
以前普通に顔を写っているポートレイトを展示したところ、被写体に関して(きれいだなど)の感想が多かったので、写真を見て欲しくて今回は顔を隠しているポートレイトを撮影したそうです。「それでも」ポートレイトを撮りたい理由は、コミュニケーションが介在するところに面白みを感じているから、だそうです。顔を隠していても「その人らしさ」が出るのが面白いと語っていました。



遠山祐希さん 「雨鏡」
「雨というのは自分にとって不快なもので、好きにはなれない。」でも眺めるのは心地が良い、とキャプションに書かれています。水たまり、そこに写るもの、そこに水が落ちた時に広がる波紋、表面を滑る小さな雨粒、とても綺麗ですよね。



ぐーさん 「瞬」
被災地に行かれたのでしょうか。四枚の写真が並んでいました。


satoshi kuwanoさん
これも足下の水たまりを写した写真でしょうか。(もしかしたら二枚の写真を焼き付けてるのかもしれませんが)そこになにがあるのか、被写体が自分の足下を覗く様に、覗き込んでしまう写真です。

DF STAFF KOZUE