インパクトのある展示タイトルのように、
「キモいんだけど、なんか、それがイイ」をコンセプトにした展示です。
こちらがメンバーの5人。
それぞれの自己紹介がとてもユニークです。
まずは自分のキモイと思うところは手が異様に黄色いという
坂本 夏美さんの作品。
『執着』(左)と『脈』(右)
上の2枚の絵画は平面ではなく立体的。
キャンバスを今にも飛び出すのではないかと思うほど。
下の写真、手前にある植木鉢の作品が坂本さんのもの。
花の中心にはなんとも言えない表情をした顔がついています。
キモカワイイです。笑
続いてはメンバーの中で最も戦闘能力が高く、
ゴリラのような威圧感を醸し出すという
古澤 禅(FURUSAWA YUZURU)さんの作品をどうぞ。
『私の純粋、あなたの不純。』
『お耳のおとも』
まずは上の『私の純粋、あなたの不純。』という作品。
白黒のシンプルな作品だと思うかもしれません。
しかしよく見てみると、細い線が緻密な線を織り成しています。
下の『お耳のおとも』と名付けられた作品。
実はこれら、ピアスです。
ぶら下がっている芋虫やトカゲ、舌を出した蛙や下肢など。
すべてピアスです。
続いては私は変態ではないという松島 奈々さんの作品です。
『百足』
無作為のようで実は作為的ではないかと思う
壁に貼られた無数の写真。
それらの被写体は「足」
百足=たくさんの足
人ごみ=たくさんの足
→きもい。
百足も人ごみも嫌いな松島さんにとって
気持ち悪い存在なのでしょう。
次は消化が速すぎるという倉橋 舞さんの作品です。
『右から左へ』
淡い色合いで描かれた絵画。
中央には本を読んでいる人物が浮かび上がっています。
真ん中に展示されている『右から左へ』と名付けられた絵の後ろには
黒い丸が描かれた原稿用紙。
倉橋さんにとって気持ち悪いものとは一体何なんでしょうか。
そして最後は「色彩の暴力」とまで言われたハイセンスを持ち合わせた少女漫画家
佐藤 芽さんの作品です。
『嘔吐少女』
作品タイトル『嘔吐少女』にもあるように、
嘔吐している少女たちを題材とした作品です。
一見かわいい女の子達。
近寄って見てみると口からは嘔吐物。
嘔吐物も髪の毛だったり、花だったり、実に様々。
汚さを感じさせないものとなっております。
明るいイメージの色合いとは対照的に、
身体をハサミで切られるなどダークなイメージを与える内容です。
彼女たちの展示は10/29(土)までとなっております。
ぜひ彼女たちの「キモイ」を感じてみてくださいね。
(DFG STAFF sally)
http://www.designfestagallery.com/form_jp/gallery/exhibitors/detail.php?id=Y000017242