WEST:1-Bで開催中
モッケさんによる「第1回 それゆけ!不思議生命体」
"不思議生命体"と名付けられた異形の生物。
数点をピックアップしてご紹介したいと思います。
全ての作品を拝見し、
複数の生物や概念が組み込まれている印象を受けました。
簡易的な言葉になってはしまいますが、
例えば頭部/帽子からは地獄の閻魔。
そこから派生する触覚、手足。
腹部には第二の口が牙を揃えて。
不思議生命体たちが生まれた場所は確かにあって、
その場所の性質からどんな進化を遂げたのか。
それとも、その姿のまま生を受けたのか。
日本で言うならば、妖怪。
他国ならば悪魔やら神話の世界に登場する者やらが、
噛み合わさり、新たな生物へと進化する。
例えば、悪魔と天使が一つの器に収まったら?
モッケさんの創作は存在するものを描くというよりも、
新たな生物の創造。
それでも見ている自分が、彼らの存在を許容できるのは、
やはり文化に根付いた何かが、生物達の遺伝子に組み込まれているからだと思うのです。
不思議生命体の存在の次に知りたくなったのは、
彼らの行動について。
そこに観者の創造を張り巡らせるのも面白いけど、
創造主のモッケさんの視点からは、彼らの行動はどう見えるのか?
不思議の先には好奇心があるのです。
展示期間は明日が最終日です!
是非、作品をみて靄がかかったら、モッケさんに聞いてみてください。
「彼らは何?」って。
(ぱんだ)