EAST : 303 にて "東京家政大学 写真部 『9月展』"
静かに、ひっそり、公開中です。
なので、僕も静かにのぞいてきました。
こそこそ、ご覧ください。
L判くらいの小さな写真
白い壁面にぽつぽつとひっつく。
どこからか風が吹き込んで
わーって飛び交って、
そこに降りたような。
今回の写真展、テーマはありません。
東京家政大学 写真部員の日常。
展示風景を写真で撮影したら、
ふんわり、優しい色が入り込んだようです。
とても心地良い。
作品を見つめていたら、アンケートを渡されて。
僕は迷わず、こちら、高橋さんの作品を選びました。
像を取り囲むように設けられた1cm程度の白い余白が
緑色の風景を断ち切る。
優しい一太刀です。
被写体に近づきすぎていないし、遠すぎてもいない。
何があって、何が行われているかわかる距離。
撮影者は確かにそこにいるけど、
フレーム内で行われている事実には干渉せず、
観賞と記録だけを行う。
被写体、撮影者、カメラ。
その三者の関係性と距離が僕は好きです。
それは感覚的なものだけど、
特に写真は感覚で選んでいいと思っているので。
とても心地良かったです。
展示期間は明日が最終日となります。
ひっそりとご覧になってみてください。
(ぱんだ)