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本日のWESTアートピース No.1~No.12 の巻


胎児 『少年少女とバナナ達』

手足を失った人々、臓器が透過している人体模型?
アングラな部分をポップにアウトプットしていることで、
明暗の間をぐらぐらと行き来。

そこにたどり着いた経緯、理由を知りたいです。
こじんまりとしたものでも構わないので、
是非、ステートメントを制作して欲しいなぁと思いました。
恐らく、胎児さんの魅力が誰の目にも明確になると思うので。
暗闇のそばにふと腰を下ろすような作品、安心するのです。

展示日程/2011年07月18日(月)~2011年07月24日(日)

修平 『P.S.ピースフル』

先日とは作品の雰囲気ががらっと変化します。
人間の生と欲望がシンプルな構造の瞳でギラギラ。

不思議なのは、特色があくまでオマケのように見える点で。
白、黒、薄い配色の箇所の方が視界に焼き付くのです。
WESTカウンターに座って、作品に目をやると、
斜めの位置に座っているのに、こちらを覗くのです。
欲で満たされた瞳で。

展示日程/2011年07月09日(土) ~ 2011年07月24日(日)

おきのとうえむら 『ななまがり』

おきのわかこさんとえいりあんさんお二人並んでの出展。

馬の作品はえいりあんさんでしょうか。
資料が少なくて、間違えていたらごめんなさい!
前足を宙に上げた馬の絵画が二枚飾られており、
その背景は華やかな花で彩られていました。
彼女は馬のその姿に対して美を感じているのかもしれません。
ごつごつとした肉感ではなく、しなやかさに重きを置いた姿勢から
対象に対する眼差しが見え隠れしていました。


その横に並ぶのは、おきのわかこさんの作品。
僕はこの一枚がお気に入りです。
大量に擦り付けられた黒鉛に水彩が滲んで。
黒い影は作品の周囲にまで流れ出しています。

水彩は虚ろな情景を引き出すのですが、
その情景は拡散しがちだと思うのです。
冷水で〆るように、口をキツく縛るように、
黒がその役目を果たしていました。
彼は何者なんだろう。

展示日程/2011年07月19日(火) ~ 2011年07月25日(月)

よしとみえみ

羊毛フェルトで編まれたのは妙な頭の形のキャラクター。
頭部が輪っかになってまして、そこにリングが通されたキーホルダー。
カラーリングも多彩で、鮮やかな彼らは壁に貼付けられているというのに、
子供のようにむじゃきで。

今回は背景に空の壁紙が敷かれています。
彼らは空を飛んでいるのです。
浮遊しているのか落下しているのか。

僕は浮遊しつつ、徐々に落下していると思います。
にやにやしてしまう、そんな子供達。

展示日程/ 本日最終日です!

さもり

プロフィール「変なものばかり作る変人です。」
目玉がぽこん!
なんだ、この生き物達は!?
手のひらで握りつぶせそうなミニマルサイズ。
何かの生き物になる過程のような幼さでありつつも、
この姿が最終形態な気もしてきます。

ちらっとサイトも拝見したところ、
クレヨン画を頻繁に描かれてる様子。
こちらも、生物としての原型(顔の作り等)を留めていない
作品が特に焼き付きました。

変なもの。
多分、それは日常的に目にする人間、動物の道から
外れた存在のことなのでしょう。
よくあるもの、当たり前から逸れてゆくことを恐れずに、
どんどん新たな生物を自身で培養していって欲しいなと
勝手に思ってしまいました。
是非、姿形だけでなく、当てはめる言葉さえも作り出して欲しいです。

展示日程/2011年07月18日(月) ~ 2011年07月24日(日)


アートピースはこじんまりとしたスペースですが、
その小面積の中で出来る事は山ほど、可能性があります。
DFG原宿にいらした際は是非、隅から隅までチェックしてみてください。

ご来場、お待ちしてますよー!

ぱんだ