血色の悪い女性。
彼女の口元と腕の続きに取り付けられた人工物。
顔つき、髪型、服装から、
現代もしくはその少し先のお話なのかなと感じました。
タイトルの提示はありません。
ふくらはぎの十分な肉付きはとても女性らしいもので、
部分的に機械化されてしまった理由とやらが気になって仕方ありません。
背景に敷かれたテクスチャはブリキの表面、
鈍く輝いており、それは彼女の心情に近しいものなのでしょう。
今回はポストカードも二点展示/販売されています。
タッチがぐるりと変わって、ポップなイラストレーションです。
そしてスペース下部に準備された名刺。
またこちらもタッチが違うのです。
線の強弱で陰影が描かれて、お名前の部分は発砲インク。
ホームページはお持ちでないようなので、
是非、ギャラリーで直接作品をご覧になって下さい。
展示期間 / 7月31日(日)
(ぱんだ)