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第4回 女子美術大学 「女子力<じょしりき>」展 展示紹介 -EAST 2階編-

女子美術大学 「女子力<じょしりき>」展

会期:9/10(金)〜9/12(日)
時間:11時〜17時(最終日15時まで)
会場:デザインフェスタギャラリー原宿WEST館/EAST館 全スペース
         さくら亭エントランスギャラリー


女子力展が帰ってきました! 

2017年よりスタートした夏の一大イベント、女子力展(主催:女子美術大学)が、2年ぶりに開催! デザインフェスタギャラリーのすべての展示スペースを女子美生がジャックし、原宿が女子美色に染まる夏がやってきました。

こちらのブログでは[EAST館 2階]の展示をご紹介いたします。


EAST館 2階は主に平面作品と立体作品が展示されています。絵画はイラストや日本画、油絵と幅広いジャンルが展示されています。それでは先ず、EAST201と202の展示作品からご紹介いたします。

手前の狼の絵画は、おとぎ話で狼を悪者として描かれていることに疑問を持っていたことをきっかけに描かれたそうで、先入観や偏見について問う作品となっています。作者の竹田藍さんは、狼が一番好きな動物とのことで、たしかに絵の中の狼はとても愛のある表情をしています。

こちらの一角は、水や風の流れを感じることができる青イメージの作品が並びます。オレンジの髪の毛と花が絡み合う様子や雲の中を駆けるユニコーン、時代の先を見つめるアマビエのそれらから様々な意味の「動」を読み取ることができます。

こちらは、イン キキンさんが韓国人ピアノ演奏家・イルマの曲「Kiss The Rain」を原題に、空から舞い降りた雨の精霊と女の子との出会いを描かれています。雨、夜空、海中と青く幻想的な世界の中で展開されていく美しい作品です。

ダークな世界やファンシーな世界、ポップで活気のある世界、おしとやかな世界と個性の違いが明確に表れているこちらの壁面。どのような表現でも一歩も引かない力強さが全作品から感じます。

手前の女の子が銃を持っている作品のタイトルは「チャージ完了!」。この元気なタイトルからも前向きなパワーをもらえる気がします!疲れた時は一旦チャージして再出発!このマインドで何事も乗り切っていきたいですね!

スペース中央に座っているのは新富百茄さんが作られた人形作品。日本人の平均サイズの顔や目、そして健康的な赤み肌で作り上げた後、メイクによって目を大きくしたり肌を白く見せ、美しさを表現されています。

こちらの人形は大島未鈴さんの作品で、モチーフはなんと、チョウチンアンコウの灯り!チョウチンアンコウが餌を誘うために用いられる誘引突起の光や誘い込むというイメージをビーズや少女の形で表現されたそうです。装飾や佇まいなどが美しく魅惑の作品とも呼べるでしょう。

「アイ メイド」と題されたこちらの作品は『maid』と『made』を掛け合わせたテーマで描かれています。作者の向井彩夏さんは、女子力というものは古い殻を破り、新しい自分を作っていく強い女性を指すという考えを持っているとのこと。どんどん殻を破って限界を超えていきたいですね!

こちらのスペース(EAST203)では白い作品と黒い作品が対比的に展示されています。左側は白いTシャツを着た女の子たちのイラストが並んでおり、右側は細かな線を用いて女性と模様が描かれた作品が並びます。どちらも線がメインとなる作品ですが正反対の印象です。線の面白さを感じられる展示でもあります。

通路に面したスペースのEAST アートコーナー2Fでは、女子力展ポスターの応募作品も展示されています。全28点のデザインが展示されており、様々な『女子力』のイメージが楽しめます。もし投票するとしたらどのデザインにしますか〜?すっごく悩んじゃいますよ!


 [使用スペースの詳細はこちらから]