女子美術大学 「女子力<じょしりき>」展
会期:9/10(金)〜9/12(日)
時間:11時〜17時(最終日15時まで)
会場:デザインフェスタギャラリー原宿WEST館/EAST館 全スペース
さくら亭エントランスギャラリー
女子力展が帰ってきました!
2017年よりスタートした夏の一大イベント、女子力展(主催:女子美術大学)が、2年ぶりに開催! デザインフェスタギャラリーのすべての展示スペースを女子美生がジャックし、原宿が女子美色に染まる夏がやってきました。
こちらのブログでは[EAST館 3階]の展示をご紹介いたします。
[301]
フリル 丸本 志穂
ハムスターとフリルとチェックと女の子を合わせて、女子力を表現した作品。
女の子が好きなもの、カワイイと思うものをバランス良く組み合わせ、レトロな色味にもキュンとします。
瞳の中にも動物のシルエットが見え、ハムスターのような口元もかわいい〜!
憧れて 小川 奈穂
子供が大人に憧れている姿を描いた作品。
少女たちが大人の服を着てお化粧もしていますが、よく見たら服がずれていたり口紅がはみ出していたりします。着飾ってもどこかぎこちない姿の少女たちで「憧れ」を表現されています。
女の子ならきっと誰でも経験する、綺麗になりたい、大人になりたいと意識し始めた頃を思い出しだり、共感する作品ではないでしょうか。
[302]
self compassion 高野 萌
「私はあなたのままがいい。私は私のままがいい。」というキャプションに温かさと優しさを感じました。
人間とは別の姿で、人間と同じ生活に馴染んでいる青い彼(もしくは彼女)。
どのような姿であれ、見た目も人格も否定せず、そのままでいていいと言ってもらえたり、このままでいたいを理解してもらえる社会であればずっと優しい心でいられるはず。
目が合った 山谷 菜月
可愛くて美味しそうなカメのパン!
こ〜んな可愛いつぶらな瞳と目が合ったらトレーに乗せるしかないですよね。
日常で感じたときめきを分けてもらったような、幸せな気持ちになる作品です。
[303]
つむぐ 直井 優果
真っ白な画面に様々な素材を組み合わせ、見る位置・光の位置により輝く場所が変わる作品。
白さは少女の純粋無垢なところ。変化し、形が定まらないガラスのような素材は女の子が抱える不安定さや気まぐれなところ。見る位置によって輝く場所が変わるのは、様々な角度で人間としての女の子を見た時に、色々な魅力に気づくところ。清くシンプルな作品に、「女の子」というものを詰め込まれています。
白いスミレとスイートピー 松島 毬衣
少女から大人になることへの喜びと寂しさ。等身大の自身の心情、思いを表現し、衣服やイラストを制作されています。
白とピンクを基調とした、清楚な女の子らしい作品が並びます。
いつまでも少女のままでいたい気持ちと、早く大人になりたい気持ちの葛藤を丁寧に描かれています。タイトルにある白いスミレとスイートピーの花言葉を調べると、より作品の理解が増します。
[304]
僕を星に変えて 佐野 みずほ
まっすぐこちらを見つめる大きな瞳が印象的な作品。
私は『私の可愛い世界』で生きる、という強いメッセージが、その眼差しからダイレクトに伝わります。
自身の好きなもの、大切にしているものを誰かに否定されても、自身の可愛いを信じて生きる女の子は何よりも素敵で美しいものだと思います。
憧れ 小原 叶羽
多くの女の子は、小さい頃フリルやレースなどで装飾されたドレスに憧れを抱き、成長するに連れて周りの目が気になったりして段々と憧れていた「かわいい」を避けるようになってしまう。そのうちの一人の女の子の心のうちを作品にされています。
綺麗な水色の生地は個性的なシルエットにデザインされ、さり気ない刺繍やリボンなどの装飾は、控えめな性格だけど本当は可愛いドレスを着てみたかった、という女の子の理想を叶えたものではないでしょうか。
[アートコーナー3F]
chego. 鶴岡 和加菜、佐藤 美佑
「自分を表現するためのメイク」を提案した作品。
素敵だな、と思わずときめくメイクが多数あります。メイクは自分をより魅力的に見せるもの、自分の気持ちを高めるものだと思います。男女問わず、メイクが表現のツールのひとつとなり、自身が一番最高と思えるメイクが出来たら日常がより豊かなものになりそうです。
? 伊波 凛
その日の服やメイクによって女の子が変身し、服を選ぶようにその日の自分を選んで”武装”する女の子の姿を表現。
ハンガーに掛けられた本は、様々のシチュエーションでのファッションや髪型。
なりたい姿になる、のではなく「その日の自分を選ぶ」ということに新鮮さがあり、誰でも多くの選択肢があることの安心感や挑戦までも感じられそうです。
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