兎ゑ乃/隈下悠里/高橋さくら/ピースケ/松浦仁美/三木菜帆
『夏籠城』
2021.8.20 - 8.26
[WEST 1-F]
昨年からはいつもと違い、外出を自粛しなければならない夏休みになったからこそ、
家に籠ることで見えてくるモノや景色をモチーフにした作品が生まれていく。
そんな思い出を込めた、美大生有志6人によるグループ展が開催されます。
【スペース真ん中には物販コーナと無料配布のメインビジュアルDMが設けられています。】
夏に籠る6人の「夏籠城」へようこそ!
WEST館一階にある広々としたスペース1-Fには、
夏というテーマで様々な作風で表現された作品がずらりと並んでいます。
ほんの一部ですが展示風景をご紹介します。
三木菜帆さんによる、
ステイホームの素の自分を受け入れるという想いから生まれた作品が並んでいます。
すっぴんのままでも好きになるようになった、そのスッキリした気持ちが伝わってきます。
おばあちゃんの家にフォーカスし、温かみを感じる写真ばかりで、見ているとどこか懐かしい気持ちが湧いてきます。
いつもと違う夏になるからこそ、新しい自分、新しいやりたいことが見つけられるかもしれません。
愛犬のひめちゃんの愛しい姿を記録するためのアカウントもありますので、ぜひ覗いてみてください。
https://www.instagram.com/tsu190san/イラストやアニメーションを描いている兎ゑ乃さんによる「それぞれの休暇」。
普段よりも少し大きめのイラストを制作し、一つ巨大な「籠城」の中に様々な人たちの様々なライフスタイルが描き込まれています。
本を読んだり、釣りをしたり、ゴロゴロしたり、洗濯したり、みんなそれぞれ違う夏休みを過ごしています。
その繊細な描写に目を奪われ、見ていると楽しくなる世界観です。
写真を撮るのが好きな高橋さくらさん。
”コロナ禍の夏”というテーマから撮りためた写真と文字デザインで構成された冊子『202108』が展示販売されています。
壁には展示期間をイメージにしたポスターが並んでいます。
写真と文字の関連性、時々不思議なメッセージ。日々感じたことを言葉と写真で表現した日記をめくってみてください。
視覚伝達デザインを専攻する松浦仁美さん。
夏といえば何が思い浮かべるかという視点から展開されたアクリル絵が並んでいます。
お風呂を入りながら海を連想したり、みずみずしいスイカを食べたり、お家で夏を楽しむことをポップな雰囲気で表現されています。
人物を中心にイラストを描いているピースケさん。
家に籠ることが多くなった今、夏の日差しが部屋に忍び込んでくることで夏だなと感じたのだそう。
眩しそうな表情と影と光の表現、夏場でマスクの中が蒸れて息苦しくなる表情も、生活に溶け込むような繊細な描写に共感を感じさせてくれます。
除菌、手洗い、ソーシャルディスタンスなど、現在生活の中で馴染みのあるワードを元に、昔の武士の姿をコミカルに表現され、繊細な動きと表情はとても印象に残ります。https://twitter.com/kumakuma_under
夏籠城
https://twitter.com/natsuroujou/
【展示スペース:WEST 1-F】
staff jessie