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2021.3.12  -  2021.3.14

[WEST 1-G]


日本画科とデザイン科を中心とした4人展が開催されています。

コンパクトな空間にぎゅっと詰まった、それぞれ違う作風の作品が一気に堪能でき、その世界観に感化されます。

ほんの一部ですが展示様子をご紹介いたします。




同じサイズの額で統一され、額の中に閉じ込められた個性的な作品たち。
生物という共通点でバランスよく絞られ、それぞれ違う技法と世界観で表現されています。


日吉さんの作品「りゅ」は、水性ペンを用いて、雲の中にいる竜の姿が描かれています。
どこか和の空気感があり、唯一のモノクロでクールな世界観がこの空間に混じり合っています。


こちらは阿部さんによる色鉛筆画「ベニジュケイ」です。
喉の肉垂の鮮やかな青が特徴のベニジュケイの姿は可愛いらしく、ポップな色合いはどこか毒を感じます。


こちらは江越さんの岩絵具作品「カサナル」。
水面上のリアルテイストのワニと水面下の鮮やかな画面が対照的となり、強いインパクトを感じます。


Anneさんによるアクリルと色鉛筆を用いて描かれた「ハンミョウ」。
艶のある体の部分と足の毛など、細部まで観察し描き込まれていて、その繊細さに圧倒されます。まるで標本のようで、昆虫ならではの毒のある美しさを味わうことができます。

大胆な筆触のドローイング作品や物販コーナもあります。

動物好きな方でも、詳しくない方でも、様々な個性の作品に触れて、日常でなかなか観られない生物たちとの距離が少しずつ近づいた気持ちにさせてくれる、そんな豊かな展示空間です♪


-出展者-

日吉拓哉/阿部寧/江越里南/Anne


【展示スペース:WEST 1-G】

staff jessie