東洋美術学校 有志生徒
『トービ の アジト -東洋美術学校有志展-』
2020.11.23-2020.11.29[EAST 101/102/201/202/203/204]
美術専門学校の「東洋美術学校」主催の在学生有志展示会、その名も「トービのアジト」!
今年3月初旬、WEST全館を使用して開催予定だった本展。
未曾有の感染症拡大により延期を余儀なくされました。
そこから早8ヶ月、会場をEAST館に移し、満を持して開催となりました!!
デザインからweb、保存修復に至るまで、美術を広く学ぶ学生さんたちのエネルギッシュな作品の数々を是非ご堪能ください!
今回はEAST 201/202/203/204スペースの模様をご紹介いたします!
EAST 101/102の様子はこちらから
201/201
201・202では5組の学生さんたちの作品を展示中!一部になりますが、展示の様子を覗き見してみましょう!
壁中に張り巡らされたデジタルイラスト作品の数々!それぞれ個性的なキャラクターが描かれており、ゲームの中の登場人物のようなファンタジックなキャラクターデザインが楽しめます。
中にはカードゲームのデザインなど、細かく細かく描きこまれているものもありますよ!
個人的なお気に入りは「イラストを信じろ‼︎」と描かれたこちらの作品です♪
クリファイルや缶バッジ、ポストカードやハーバリウムまで!女の子らしいかわいらしい雑貨作品を展開されているブースに吸い寄せられていくと、かわいいロリポップに出会いました!
こちらは実は缶バッジ!花言葉とともにかわいらしいお花が描かれています♪作品の販売方法にも趣向が凝らされていて、その発想に目から鱗でした…!
丁寧に着色された貴重な原画作品も販売中ですよ〜〜!
展示台にそっと置かれた木箱を覗くと、少年が浮かんでいるではありませんか!
同じイラストを幾重にもかさね、レイヤー状にすることで奥行きと躍動感が一気に感じられる作品です!
WEBデザインも学べる東美さん、PCゲームも展示されていました…!
「深海で180秒だけ生きるゲーム」というコンセプトのこちら、実際に操作することもできます。
プレイしてみると、内容は至ってシンプルながら、登場人物のバックグラウンドや関係性などが静かに匂わせられており、続きが気になってしかたがない…!
是非会場でプレイしてみてくださいね。
204
204スペースでは2組の学生さんが出展中!(内1組は28日・29日のみの出展)
色とりどりの原画と雑貨の数々に圧倒されます!
入り口から入ってまず目に留まるのは、なんといってもこの特大サイズの絵本!
優しい優しい、柔らかいタッチで描かれた作品は、ほっこりと優しい気持ちにさせてくれます。
是非、そ〜っとめくってみてくださいね!
そして油絵原画もずらりと展開…!ドローイングのような作品から、細部まで丁寧にスケッチされた作品まで、色使いや筆運びの繊細かつ大胆さに心奪われます。
日常的な風景をメインに描かれており、どことなくノスタルジーを感じる方も多いのではないでしょうか。
203
デジタルでの作品制作が主流となってきた昨今。203スペースでは、アナログ表現の力強さを遺憾無く発揮している絵画科の学生さんたちの作品が凌ぎを削ります!
どことなく見覚えのあるこちらの作品。むにゅむにゅとしているようですが、これは「ぴえん顔」として使用されている絵文字…?
既存のデジタル記号をあえてアナログに落とし込むことで、そこに潜むメッセージ性を感じさせます。
こちらの作品はキャンバスの加工にも一工夫が感じられます。作品が持つ作品自体のメッセージ性も強く、キャンバスに走る皺が虚しさや切なさといったものを感じさせる要素として働いているようにも感じました。
「トービのアジト」はEAST 1階フロアでも開催中!
EAST 101/102の様子はこちらから!