みき さゆり
『初潮の間』
2020.2.4-2020.2.7
[WEST1-G]
美術大学に通うみきさゆりさんの初個展。
言葉にはしづらい自分の気持ちを表現しています。
彼女にしか出せない、女の子のまっすぐで儚い展示です。
WEST1-Gにて2/7まで開催中。
女の子のドロドロとした、難しい気持ちをまっすぐに表現している展示。
女の子って大変だね、そう思う作品の数々に見入ってしまいます。
こちらの平面作品はキャンバスではなく木に描いています。切ないような女の子の表情に、なんだか切なくなってしまいました。
女の子の思う、カワイイを詰め込んだこちらの十字架。
色合いや装飾もとても可愛らしいのですが、私はこの作品から少し闇を感じました。
かわいいだけじゃない、女の子の多面性を表現しているようです。
ビンテージ感のある空間、まるで部屋のような作品です。
ちょっぴり散らかったようなところが女子の部屋、という印象を持ちました。
ブラウン管のテレビには女性の胴体とバラの花。とても奇妙ですが、女性の強欲な部分や自己顕示欲を表現しているようでした。
こちらは、スペースの中央に展示された巨大な作品です。
回転台に乗せられた作品はゆっくりとメリーゴーランドのように回転し続けます。
360°楽しめる見応え抜群のこちらの作品、みきさんの感情を作品化したものだそう。頭から足先まで、全てを一つの管で繋いでいます。
また、ドロドロとした女の世界や複雑な人間関係、人間の嫌な部分も全てこの作品には詰まっています。
見れば見るほど、作品だけでなく作家さんにも興味が湧いてくる作品だと感じました。
本展示は、みきさんの初個展。
ピンクでドロドロした世界感は一度見たら忘れません。
作家としての活動のスタート地点にたったみきさん、今後の活躍がとても楽しみですね。
作家紹介
みき さゆり
twitter:@doll_funfun