ヒサダトモキ
2019.11.13 - 2019.11.15
[WEST 1-D]
ヒサダトモキさんによる展示が開催されました。
原宿や表参道といった東京の風景そのものの姿を淡々と映し出し、そこに潜む空気や感情を捉えています。会場内の様子を少しだけご紹介。どうぞお楽しみください。
日本の流行の最先端の街である原宿・表参道。近未来的な建物が並ぶ中、じつはそこかしこに歴史の古さを感じさせる風景が残っています。
上記の画像はその部分だけを切り取って移したもの。現代の風景というのにまるでタイムリープしたかのような気持ちになります。
華やかな建物や東京オリンピックに向けて建設している最中の現場でしょうか、よくみると道路を渡る建設員と道路の色彩を合わせていることが伺えます。構図に込めた作者の偶然性と故意的な思惑を探ることも面白いです。
雨ざらしの薄汚れたアパートの側にぽつんと佇む紫陽花の群。どちらが美しいのではなく、紫陽花があることで背景の汚れたアパートとグラフティの存在感が増し、魅力的に映し出されます。
写真という媒体を通して普段の何気ない風景に隠された情感的な美しさを発見できる展示でした。
本日まで開催中ですのでお近くに来られた際はどうぞお立ち寄りください。
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