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上智大学写真部 『夏の学外展 2019』



上智大学写真部
『夏の学外展 2019』
2019.8.20-2019.8.23
EAST 303

夏のいい感じに日差しが差し込む部屋で、爽やかな夏の展示が始まりましたよ。
上智大学写真部の有志による『夏の学外展 2019』の展示の様子をご紹介します。





定期的に行われる学外展の一貫である今回の展示は、上智大学写真部に所属する100名ほどから、有志が集まったグループ写真展です。

今回の展示では作品を「テーマ展示」と「自由展示」でゾーニングしており、テーマ展示にはこの季節にぴったりな写真が並んでいます。

そのテーマは何かというと、ずばり「青」。
一般的には寒色に分類される色なのに、青といえば暑い夏のイメージカラーと言っても過言ではありません。




3年生の杉山 碧梨さんによる作品。
なんと偶然にもお名前に「青」が入っています。

ハーフカメラで撮られた神奈川は葉山の風景。
自然光の差し込むカフェの店内で、もう一方が波面の写真で、2枚の写真が組み合わさって一つの作品となっています。フィルムの特性と、カメラのレンズ特性がうまくマッチして、実在の風景にさらに青が掛かった写真となっています。なんだか誰かの記憶をのぞいているような、淡いトーンですね。

この写真の撮影に使用されたハーフカメラは35mmフィルムの横長のフォーマットを、縦に等分(=ハーフ)して撮影できるカメラ。36枚撮フィルムなら72枚は撮れるのです。

一般の写真店にプリントに出すと、このように2枚1組となってプリントされ、思いもよらぬ効果が生まれるんです。




対面側には「自由作品」として、日常で撮りためた写真の中から選ばれた作品が展示されています。

制約がないだけあって個性も様々。人物や風景、旅先の写真など思い思いに撮られた色とりどりの写真が並んでいます。




《夏休み1日目》と題されたこちらの作品、ストレートに夏休み初日の開放感と無敵感が伝わってきて、見てるこっちまで楽しくなってきます。

おどけてカメラに視線を向けたり、かと思いきや寝顔撮られていたり、親しみと愛情に溢れた写真ばかりが並んでいます。その最中にいるうちはとりとめのないものかもしれませんが、後から見返すと懐かしさでいっぱいになりそう。なんでもないことでも写真に残しておくべきですね。と、当たり前のことに気づかされます。


この記事で紹介した作品はほんの一部ですので、是非会場にお越しください。
8/23(金)までEAST 303で開催中です。


使用スペース:EAST303
by isaka