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Ryo 『光溢れ、流れ、生きる』


『光溢れ、流れ、生きる』
Ryo 
2019.5.3-2019.5.6
[WEST 1-A]


現在大学の美術教育を専攻しているというRyoさんの個展が開催中です。
色を使うことが苦手だったというRyoさん。
極彩色の作品からは想像できない、そんな彼が現在の技法にたどり着き作品を完成するま
でのお話をお伺いしました。
展示会場内の様子と合わせてご紹介いたします。







不透明絵具を使用したこちらの作品。ほとんど絵具の原色を使用しているのだとか。

Ryoさんに制作の過程をお伺いしたところ、下絵の段階ではどのような色を使用するのか
考えていないのだそう。あらかじめ細かくマス目のように分けられたスペースに1色まとめ
て塗っていき、塗られた色とのバランスを考えながら1色着色し...という工程を繰り返す
ことでこの独特な色彩の作品が完成するそうです。

こんなにも多くの色を使用し纏まりのある作品にすることは非常に難しいこと。
それを感覚を頼りに完成まで持っていくことはRyoさんの天性的なセンスが無ければできないことです。

























こちらの作品、ところどころに様々な動物が隠れています。
こちらも計算したわけではなく、Ryoさんも思わぬ仕上がりの完成作となったのだとか。
見れば見るほど様々な動物が浮かび上がり、ここにも動物がいるかも?と鑑賞していて飽きない作品です。
もちろん近くで見た際の細かな色彩の数々にも圧倒されます。
また来場者からももっとも好評だった作品でRyoさんの自信にも繋がった作品だそうです。



ちなみにこちらが今の作風を確率する前の作品。
色を使うことが苦手、しかしどうにかしようという苦悩が見えます。

大学の教授からはどうしてこんなに色を使用するのか、無駄では?と言われあまり自身の
作風に自信が持てなかったというRyoさん。
しかし今回の展示で来場者から沢山の良い反応をいただき、今後の制作の活力になったとのこと。
まだまだ荒削りな部分はありますが、今後彼の作品が精錬され、どのように変化していくかとても楽しみです。

ちなみに今年の真夏のデザインフェスタに参加されるそうです。
ぜひ気になった方は彼に会いにいらしてください。

作家紹介


Ryo
現在、大学生のイラストレーターとして活動しています。過去に『ギャツビークリエイティブアワード13th』にて、一次審査を突破するなど勢力的な活動を行っています。自主制作を始めてから日は浅く、作品数も多くはないですが見て頂けたら嬉しいです。

In:https://www.instagram.com/ryo.mixart/

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staff minako