『Group Exhibition from Turkey』
2019.3.1 - 2019.3.3
トルコのギャラリー「Pinelo Art Gallery」の作家によるグループ展がEAST・WEST館に合わせて7つのスペースにて開催されています。
※WEST館2-B,2-D,2-Eの展示様子はコチラから。
トルコのPinelo Art Galleryを経営するマネージャーのCemさんは、
ギャラリー所属の70名アーティストの作品をトルコから海を超え、日本にやってきました!トルコはもちろん、ギリシャとブルガリア出身の作家さんもいらっしゃるそうです。
来日された作家さんもいれば、作品だけ送られた方もいます。
なかなか見られない建物や風景の写真作品や、エキゾチックな作風など、カルチャーの影響により表現された世界観が、EAST3階全スペースを埋め尽くしています。
ほんの一部ですが、スペースの展示風景をご紹介いたします。
EAST 301 『INTERNATIONAL EXLIBRIS AND PRINTING EXHIBITION』
複数の作家さんによる
統一されたサイズの蔵書票とプリントアート作品の数々。
隙間のバランス整え、ずらりと並び、凛とした空間となっております。
蔵書票とは、本の見返し部分に貼って、その本の持ち主を明らかにするための小紙片。
持ち主によって、肖像から風景まで、多種多様な図案が用いられていて、
銅版画、木版画、リノカット、石版画、孔版などの表現も様々だそう。
書籍に関する歴史と現代アートが融合され、新たな世界観が生み出されています。
もし、あなたが大切な書籍に書票をつけるとしたら、どのデザインがお好きでしょうか。
ぜひこの空間で、本とアートとその切り離せない関係を味わって見てください。
EAST 302『FLYING PAPERS, INTERNATIONAL GROUP EXHIBITION』
こちらのスペースには、絵画、イラスト、立体など、幅広く様々な作風で表現した現代アートが並び、ゆっくり浸って堪能できる空間になっています。
「FLYING PAPAERS」という自由に飛ぶ紙のようなタイトルは、海を超えてやってきた作品たちを示すのではないのでしょうか。
スーツケースの全体にビジネスカードで隙間なく貼られていて、
手持ちのところが手錠となっています。
どこに行ってもこの一つのケースに束縛されているような、現代社会をシニカルに。
個人的に一番お気に入りの一枚です。
一見破れているようですが、近づいてみると...
たくさんの文字が重なって、重なって、
紙が耐えられなくなりポロポロとひび割れてしまいそうな表現がとても印象的ですね。
人物のイラストの表情もエキゾチック。
ぜひ会場体感しにきてみてください。
EAST 303 - GULAY KAKSI OKAY 『EQUILIBRIUM』
こちらのスペースはGULAY KAKSI OKAYさんによる個展『EQUILIBRIUM』が開催。
「平衡」というタイトルにした絵画作品シリーズの数々。
時に曼荼羅に見え、太極に見え、そして花に見えるような、画面のバランスと不思議な力に吸い込まれるのかのよう。
塗り重ねられたグラデーションの絶妙なバランスに惚れ惚れてしまう...。
美しいです。
EAST 304『International Contemporary Exhibition』
こちらは同世代の作家さんによるグループ展示空間となっています。
カラフルな写真も、
モノクローム写真も、
見かけたことのない海外の街や風景、
ちょっと変わった視野で捉えた写真作品に興味津々の来場者さんもいらっしゃいます。
左はマネージャーのCemさん、右はアーティストのSEVINC SURERさん。
海外らしい色遣いはとってもオシャレで、
なんだかトルコに旅行に来た気分にもなります。
展示は3/3まで、
海外アートを体感しに来てみてはいかがでしょうか?
http://www.pineloartgallery.com
>>スペース301の詳細はコチラ
>>スペース302の詳細はコチラ
>>スペース303の詳細はコチラ
>>スペース304の詳細はコチラ
staff jessie