工学院大学美術意匠部『透徹展』
工学院大学美術意匠部『透徹展』
2019.3.26-2019.3.28
[WEST 2-E]
工学院大学大学美術意匠部によるグループ展が開催中です。
本年度の展示タイトルは『透徹展』。
部員それぞれが表現する澄み渡る世界とは。
石黒茜《灯視》
電球の上に佇む少年。
スペーシーな印象のある電球は、ガラス玉のようにキラキラと光り、少年はさながら宇宙と交信しているよう。
マットな配色と電球の配色との対比が美しいですね。
dissjoe《inner self portrait》
人は何かしらの方法で感情を伝える作業を行います。
抽象的に描かれたイメージは、複雑な感情が渦巻いているような、本当の自分を映し出しているような。
筆跡や配色から、感情の複雑さが見受けられます。
鈴木龍明《NEXT DOOR》
幾何学的なレイアウトの中に、幾重にも重ねられた「扉」。
次の扉を開けば、そのまた次の「選択肢」という名の扉が待っている。そんなイメージにも見えます。
繊細な鉛筆画の表現が、次のステージへの明暗を分けさせている印象を受けます。
ゆすらは《やさしい嘘》
春の季節に河原に佇む犬。にこりと微笑んでいるようにも見える犬にほっこり癒されます。
桃源郷のような印象さえある美しさに目を奪われます。
タイトルに込められた意味は、希望なのか、否か。
今年度も力作揃いの本展。
春の終わりに、是非足をお運びください。
本展は3/28(木)まで。
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[WEST 2-E]
staff kome