絹田屋×眩目くるめ
『二人展』
2019.2.9-2019.2.11
[WEST 1-C]
テーマになった小説「冬海にたつあぢさゐ」の世界観が広がる空間。
小説の舞台ともなっている、大正時代のレトロな雰囲気に、まるで物語の中にはいってしまったかのよう。
小説の世界を、ぜひ肌で感じてみてください。
展示の題材となったのは、絹田屋さんの書く「冬海にたつあぢさゐ」。
大正時代を生きる、文士の久慈と二之部。
師弟関係にある二人の師弟愛と信頼関係、そしてラブロマンスを描いたストーリーです。
スペースに入って一番目に付くのが、小説が書かれている原稿用紙。
壁一面に展示されていて、これらがレトロな雰囲気を醸し出しています。
壁を反時計回りに見渡していくと、最後の一ページはここに。
小説家らしい、展示方法だと思いませんか?
なんだかちょっぴりセンチメンタルになるような、この雰囲気。
大正時代のお洒落な書斎をおもわせる空間です。
そして、この絹田屋さんの小説の世界観にぴったりな眩目くるめさんのイラスト。
小説の中の一瞬の描写をぴったりと描いています。
また、この紫陽花の傘も、まるで小説の中に飛び込んでしまったかのような気分にさせますよね。
他にも、小説の世界をイメージして作られたアクセサリーも展示販売されています。
お洒落で、普段使いもしやすく、常に小説の世界に浸れる素敵な小物たちですよね。
今回の展示で、お二人のこの作品に対する愛が非常に強く伝わってきました。
意気投合し合っている作家さん同士だからこそ、できる展示。
企画も、全てとんとん拍子で決まっていったそうです。
物語をイラストやアクセサリーで表現する、という発想力と表現力。
多才なお二人に圧巻の今回の展示。
他の作品での展示もあるのかな、と期待が高まります。
そんな本展は、2.11までWEST 1-Cにて開催中。
紫陽花と大正時代の、レトロな雰囲気の中で、しっとりと小説を読む。
そんなしっとりとした三連休最終日、いかがですか?
出展作家
絹田屋:twitter:@kinuta_ya
眩目くるめ:Twitter:@9071_c