Mio『今日の呼吸』
2018.12.8 - 2018.12.10
[WEST 1-D]
心に浮かんだものを一筆一筆映し出すように絵を描くMioさんの個展がWEST 1-Dにて開催中です。(スペースの一面には所狭しと猫写真の展示も。)
一部になりますが展示の様子をご紹介します。
専門的に絵の勉強をしたことはなくとも、子供の頃から絵を描くことが大好きで、
過去２回ご友人との合同展を開催されたこともあるMioさん。
今回はご自身初となる個展ということで、1-Dという空間をどのように自分色に染め上げるか思案を重ねなければならなかったそう。
作品は頭で思い浮かべたものをそのまま写し取るかのように紙の上に表現したい。
けれど実際に表現できるものとの間にある隔たりに常に悶えているのだとか。
それでも制作していく中で「おっ」と思える瞬間や発見があり、それを喜びとして感じながら制作を続けていく。
社会人になってからは、しばらく絵から遠ざかっていた時期もあったのだそう。
絵が描けない時期というのは絵を描くのが好きな人にとって心理的な便秘みたいなものではないだろうか。
吐き出したくても吐き出せないまま悶々としつつ、このまま描けないのではないか不安すら感じられる憂鬱な時期かもしれない。
Mioさんは周囲の支えもあり、実際にまた絵が描けるようになる。
その時に描いた作品がこちらの翼をモチーフにした絵。
明るい色彩から暗い色彩まで、全てを内包した色彩が翼を彩り、Mioさんの内面を鮮やかに表現しているように感じられる。
"今日の一筆一筆、今日の深呼吸が現在の自分の表現"
"心に浮かんだものを紙に映し出すときは、一筆一筆、深呼吸する感覚で積み重ねています"
そんな日頃の思いを込めた展示タイトル『今日の呼吸』。
スペースをぐるぐるとまわって感じたのは、共通して生命力を感じる作品が多いということ。
鑑賞後はたくさんの元気をもらえるかもしれませんね。
猫パンチなら百連打ほどお見舞いされるのが密かな夢なのだそう。
展示は12/10(Mon.)まで。
ご来館お待ちしております。
プロフィール
Mio
東京都在住。極度の猫好き。
美術を専門的に学んで来たわけではないけれど、時間と心の赴くままに描いてみたり、撮ってみたり。
心に浮かんだものを紙に映し出す時は、一筆一筆、深呼吸する感覚で積み重ねています。 過去２回合同展を経て、今回初の個展です。
>>> 展示スペースの詳細はコチラ
