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水島 理江



水島理江
2018.11.19-2018.11.25
[WEST 1-D]

水島理江さんの個展が開催中です。
人が持っている複雑な感情を描いているという水島さん。
ずらりと並べられた性別の判別がつかない、人の「顔」。
ニヒルであったり、はたまた感情が読み取れないものであったり…
パッと見ただけでは感情が読み取れない肖像だけの展示空間は少し狂気地味たものさえ感じます。




各作品には全て作品タイトルが付けられています。
例えば《残るのは憎しみのみ》と付けられたこちらの作品。
比較的温度の低い表情とその奥に潜む感情のギャップに少しドキッとする反面、どこか共感する部分もあり…



《私を楽しませて欲しい》というこちらの作品は一転して感情が爆発しており、
見た目通りとも取れれば、はたまた感情が行き過ぎているようにも見えます。



私たちは誰かしらとコミュニケーションを取らないと生きていくことはできません。
そして、その生活の中で楽しいことや悲しいこと、怒ること、様々な感情を抱きながら生きています。
しかし、完全に他人の感情を読み取るということは不可能に近いことではあります。
今回水島さんの作品を通して、表情の裏に隠された人間の複雑な感情や生きづらさを改めて実感したように思います。

皆さんも一度タイトルと作品を見比べてみてはいかがでしょうか。
26点の様々な「顔」はもしかするとあなた自身も秘めているものかもしれません。

instagram
@rie.mizushima

<スペースの詳細はこちら>


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