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中央大学理工学部写真会 『六月展』



中央大学理工学部写真会
『六月展』
2018.6.24-2018.6.26
at WEST 1-F

梅雨らしい紫陽花の写真が目印。
今年も中央大学理工学部写真会の『六月展』が始まっています。






DFGでは梅雨の風物詩と筆者が勝手に思っているこの展示。
今回も梅雨やこれからくる夏を予感させる作品が並んでいます。


新井 誠人『feel blue』

こちらは透き通った海と空の青が印象的で、夏を思い出す爽やかな作品。
砂浜にあまり人がいないということから、もしかしたらこの写真が撮られた時期は夏ではないのかもしれませんが、季節柄どうしても夏に想いを馳せてしまいます。

縦構図の写真が二つ並び、風景が横に連なっている組み作品で、水平線が綺麗にまっすぐ出ています。はるか向こう岸に見える風車がこの風景を幻想的に見せています。




次に紹介するのは、打って変わってジブいモノクロの作品。
Rollei 35というフィルムカメラで収められた熊野那智大社の風景です。

すべて縦構図で撮影された四点の写真は、横並びにすることで全体のリズムができています。
山道から鳥居、その周りの山々に最後は光の差す山道と、起承転結のような構成の組作品で、モノクロということを意識した被写体のチョイスも素晴らしく、まさに熟練といった感じですね。


須賀原 颯紀『プルミエ』


最後はこの季節らしい作品。

2点とも画面の中に鮮やかな色のアクセントを入れていますが、どこか鬱蒼とアンバーな梅雨らしい雰囲気をまとった作品です。紫陽花を撮った上の写真はフォーカスが手前の葉っぱに合わせられていて、紫陽花自体にはボヤけています。ですがボヤけていることにより、紙の上の水彩絵の具のようい滲んでいてそれが逆に鮮やかさを引き立てているように見えます。

展示は明日6/26(火)の開催となります。
気になった作品があったら是非見に来てください。


【展示スペース:WEST 1-F】