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國學院大學美術研究会『涼展』

國學院大學美術研究会『涼展』
2017.8.26 - 2017.8.27
[EAST 303]


以前にも何度もご出展いただいている國學院大學美術研究会さんの展覧会『涼展』がEAST 303にて開催中です♪
部員の皆さんそれぞれが思う"涼"を感じてみて下さい。





スペースへ足を運ぶと、ゆっくりと自分のペースで作品を鑑賞されている来場者の姿が目に入ります。暑い日が続くと目からも"涼"を求めたくなるものですよね^^
部員の皆さんそれぞれが思う涼しげな作品が並んでいます。



 須藤駿介《潮騒「夜」》

「暗さの"涼"を感じられますか。(Can you feel "the cool" of darkness?)」
少ない色数の水彩で表現された全体的に暗めの画面は、灯台から差す薄ぼんやりとした灯りとそれとは対照的に全てを三角形で構成した海の表現によって、画面の中で明るさや表現方法にメリハリが生まれ、全体として面白いリズム感が生まれています。



杉浦啓太郎《行方》

「亡くなった人のさまよう魂を表現してみました。魂は蛍の光をヒントにしています。」
ここがどこかもわからない無味乾燥とした何もない場所に、亡くなって成仏できずにいる魂や、画面の中で黒い陰に包まれながら立ち尽くす人影。言葉にできない強い想い——辛い、苦しいといった気持ちの表現に適したペン画によるモノクロの表現と、まるで生きているかの様な魂の表現を日本画の材料である顔彩で表現しました。彼らの行方を想像していたときふと"涼"を感じることができました。



 暁蜂《OVERHEAT》

「人々は機会都市のオーバーヒートを防ぐため、大規模な冷却作戦を実行するのであった。」
まるでファンタジー世界の1ページを覗いたような風景作品です。にぎやかな様子が丁寧に描き込まれています。浮世絵のような視点が面白いですね。モノクローム作品なのでどこかレトロな雰囲気も感じられますが、色彩を用いても現代の浮世絵のようで面白くなるのではと一人勝手に想像しながら鑑賞してしまいました^^




展示は8/27(Sun.)までとなります。
ご来館お待ちしております。






【展示スペース:EAST 303】

DESIGN FESTA GALLERY 原宿
Staff Jun