スズキさんは人物をモチーフに油絵の具で絵を描いています。
何度も塗り重ねられた筆のタッチはスズキさんの思考の痕跡です。
こちらは自己の存在を問いかける作品でしょうか。極端にデフォルメされた形体。
明快な色面の図と色彩が透けて見える地の対比が人物のフォルムをいっそう強調しています。
人物のフォルムを分解して再構築した作品。内側と外側、記号化された人体は一体何を表しているのでしょうか。
今年3月に大学を卒業し社会人になるスズキさん。
社会人になっても制作を続けていきたいという想いです。
働きながら制作を続けるというバランスは試行錯誤の連続かもしれません。
断続も継続のうち!と長期的な視野に立って制作されることを願っています。
本日一日のみの展示ですが是非展示室でご覧下さい。
DFG 上園