WEST 1-B
『 せなか展 』
5名によるグループ展示会。
白い壁に馴染むように飾られた絵と、写真。それらはとても優しい。
儚そうでありながら、しっかりそこにあることを教えてくれます。
STATEMENT
わたしにとっての背中とはその人と向かい合わなくていい、
一方的に眺めていられる適度な安心する距離としてありました。
教室の一番うしろの席。
誰にも見られることなくたくさんの背中を、好きだった背中を、
こっそりこっそりと眺めていました。
同時に背中を描くことでとても安心します。
それは一方的にその人をなぞって知ることができるからです。
わたしが安心の対象物として見ている背中を他の人が写したらどうなるのだろう。
そんな気持ちからこの背中をテーマに企画をしました。
それぞれの背中をお楽しみください。
百瀬月絵
もうりひとみ
百瀬月絵
ムラセマナブ
白鳥 ちたる
米澤 沙紀
人の波に飲まれながら生活を強いられる東京という場所では、
様々な感情が渦巻いているもの。
となると、人と人との繋がり方が多様性に富むことは必然的。
面と向かっては多くをさらけだせなくても、本当の自分はここにいるし、それでいいと思う。そういう人だって大切ですよね。
背中にも色んな解釈があります。
この空間に入ってみて、はじめて気付くかもしれませんよ。
『 せなか展 』の展示期間は12/2までとなります。
是非ご覧下さい。
--- chida ---