WEST 2-D, 2-E,
Message from LAOS
ワクチンが繋いでくれたもの
私たちが幼い頃に必ず受けているであろうワクチン接種。
日本に居て当たり前だと思っていることが、難しい国があるという事実。
5歳までに死んでしまう子供の数、実に日本の30倍以上。
ワクチンさえ接種出来れば助かる命があることを
少しでも多くの方に知ってほしいと思いました。
ただ、今回の展示はワクチンを提供するために行われたものではありませんでした。
これがそのワクチン。
ワクチンは決して私たちにとって高価なものではありません。
結核だと約7円、MMR(はしか、おたふくかぜ、三日ばしか)だと約114円。
現地では、それをまかなうことすら難しい現状。
かと言って、私たちが援助をすればよくなるのか?
一般的な教育課程で、世界の貧しい国々の事情については多少なり学びます。
実際、それでよくなるのかどうかわからないというのが
私たちの本当の気持ちではないでしょうか。
募金などが本当に届いているのかどうかわからないという声も聞きます。
しかし、やらないことには変わらない事実があるということは念頭に置くべきだと思いました。
下記のような例は、とても生産的な活動ではないでしょうか。
古着deワクチン
不要になった古着をラオスに送り、直接譲渡するのではなく、古着屋として店を構える。
そうすることで
古着を送ったことが一過性の出来ごとではなく、雇用を生み、永続的な支援となります。
山岳地帯に済む村人へワクチンを届けるには温度管理も重要な課題です。
上の画像は温度を適切に保つクーラーボックス。
整備されていない道を、自転車やバイクで何時間も走らせないと辿りつけない村などでは必須。
こういったものにも私たちの支援というのは使われるそうですよ。
SNSでの支援も随時行われています。
少しでも興味がある方は、調べてみて下さい。
現地に赴き、生の声を聞いてきたそうです。
最初に、ワクチン提供をしてもらうための展示ではないと言いましたが
実は今回のこの展示会は、その逆の意味が込められていました。
現地の方からすれば、まったく魔法のような力で子供たちの命を救うと思われているわけです。
最初は、体内に得体の知れないものを入れるなんて不安だったとは思います。
でも、こうして子供たちが命を繋ぎとめてくれている。
日本人の方に感謝の気持ちを伝えたい。
ありがとうと伝えて欲しい。
そういう現地の方々の声があり、今回の展示会は開かれたのです。
今回のブログを見てくれた方、実際に展示を見た方に何か伝わるものがあれば、
ぼくも嬉しく思います。
主催:Daiske & Yasunori Sasa
共催:認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)
協賛:学校法人 医学アカデミー 薬学ゼミナール
--- chida ---