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Textile Performance 2021 KASANE 『Textile Performance 2021 KASANE』

Textile Performance 2021 KASANE 

『Textile Performance 2021 KASANE』

 2022.3.31  -  2022.4.3

[ WEST 1-C ]

多摩美術大学の生産デザイン科テキスタイル専攻の皆様による、ファッションショーや演劇の枠を超えた、テキスタイルパフォーマンス。
2022年3月20日に公開された「Textile Performance 2021 KASANE」にて使用された衣装などを展示されています。


今年で40年目となるテキスタイルパフォーマンス。
例年は芸術祭でのステージパフォーマンスをなさっているそうですが、今年は動画配信での公開となったそう。



今年は環境問題に目を向け、布を作る過程にフォーカスなさっています。
繊維工場に生徒自ら連絡を取り、残布や残糸など本来廃棄物として捨てられてしまうはずの材料を使用し、衣装を制作されています。

近年、洋服の生産環境や大量の廃棄問題はファッション業界において、世界的にも大きな問題となっていて、多くのブランドが持続可能な製品開発への研究が行われていますね。
今回テキスタイル科の皆さんが掲げたこのテーマ、今回のパフォーマンスだけではなく、学校を卒業してからも求められ続けるテーマになるのではないでしょうか。
個人的にはとても意義のある、現代にふさわしい素敵なテーマだと思いました。

愛するファッションで愛する自然を守る。
持続可能でないから排除するのではなく、改良することで維持する。大切な考え方だと思い、感銘を受けました。




テキスタイル科ということで、もちろん生地のプリントや染めなども生徒のみなさんが行っています。
どのように生地にプリントされて行くのかなど、過程を映像を通して見ることができます。
舞台パフォーマンスでは裏側はなかなか見ることができないので、映像作品ならではの醍醐味なのでは!





有志の三年生を中心に、他学年や多学科からお手伝いやパフォーマーを集い撮影されたという今回の映像作品。
カメラマンや照明などは他大学から専門的な方に協力してもらい撮影したそうで、ドローンを使った撮影など、かなり本格的でした。プロ顔負け。
映像作品では、舞台では見せることができないような表現や角度から衣装やパフォーマンスを見せられるのがよいですね。
上空から見た布の動きや、水や風など自然と一体化したパフォーマンス、また自然光はスタジオや舞台では見ることができない、自然ならではの美しいライティングです。



本年度は、コロナ禍のため初の試みで映像作品を制作しましたが、実際にみなさまの目で見て欲しいという希望により、今回の展示を行ったそう。
生徒の皆さんのいろんな想い込めて制作された、衣装、映像などの作品、ぜひ生でご覧になって、熱量を感じて見てください。



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