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神原コウ 『自好宙』



神原コウ
『自好宙』
2021.4.5-2021.4.11
at WEST 1-B

デジタルコラージュ作家で、音楽分野のアートワークなども手掛ける神原コウさんの個展『自好宙』が開催中!宇宙のように広がる神原さんの世界を覗いてみてください。




本来は2020年に予定されていた神原さんの二度目の個展ですが、新型コロナによる緊急事態宣言のため2021年に延期され晴れて開催となりました。
前回の個展『宇宙は私に興味がない』から2年、その間にアーティストのCDジャケットやアートワークを手掛けるなど活躍の幅を広げ、パワーアップした展示となっています。

デジタルコラージュの手法で作品を制作している神原さんですが、数え切れないほどの素材を積み上げるように取り入れているのが特徴的です。ただ単にモチーフをコラージュしていくだけでなく、影をつけることで物と物との遠近感を表現し、立体的で奥行きのあるデジタルならではのコラージュ作品に仕上げています。




展示は自身が手掛けたアーティストのCDジャケットのアートワークのゾーンと、自身のオリジナル作品ゾーンに分かれています。こちらはアートワークの作品群。

音楽のCDジャケットを制作するときは、実際の音源を聴きながらインスピレーションを膨らますのだそう。コラージュという手法を生かして、歌詞に出てくるモチーフを素材として使ってみたり、アルバムになると一曲一曲を象徴するアイテムを一つの画面に散りばめるなど、遊び心を詰め込んだ作品を作っています。アーティストにとっても、それを聴くリスナーにとっても楽しみ方が広がるアートワークです。




こちらは神原さん自身の個人制作の作品。
イラストとコラージュをミックスさせた手法も神原さんの作品の特徴の一つです。

もともとコラージュを作るようになったきっかけも、自分は絵が得意ではないという意識があったことから始まったのだそう。絵を描くために参考にしている写真素材を作品そのものに取り込むようになり、それが重なって気づいたらコラージュ作品が出来上がっていたといいます。

神原さん自身は「根性でここまでできるようになった」とお話されていますが、「コラージュ」という言葉すら知らなかったところから始まったとは思えないほど、緻密に練られた作品です。




神原さんの作品をベースにしたグッズは、"future palette"というプライベートブランドとしてさまざまなアイテムが展開されています。
作品をまるごと取り入れるだけでもこれだけおしゃれになってしまうのも神原さんの作品ならでは。「身につける」というアートの楽しみ方もおすすめです。


こちらの記事では紹介しきれなかった作品も多数並んでいます。
そして一つひとつにストーリーやインスピレーションの源があり、違った楽しみ方ができるのでぜひお立ち寄りください。


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神原コウ
1999/03/09
デジタルコラージュ作家




【展示スペース:WEST 1-B】
DFstaff isaka