コミュニケーションデザインゼミ 『12叉路交差点』
2021.4.2 - 2021.4.4
[EAST 301,302,303]
デジタルハリウッド大学コミュニケーションデザインゼミ2期生が主催するプロトタイプ展が3つのスペースで開催中です。
『12叉路交差点』という展示名は、 デジタルハリウッド大学の同じゼミに集まった12人の道が交わる場所という意味でつけられたそう。そんな12人が今まで感じてきた課題に様々な展示方法で解決していきます。
一部になりますが展示の様子をご紹介致します。
久松 レオナ『subliminal ”I wanna be”』(EAST 301)
数々のコンプレックスを抱えて生きてきたという久松さんが制作されたのは、自分の『どこか』が好きになれない人に贈る作品。
外見のコンプレックスを持つ人は少なくないはず。そんな人へ絵と、写真と、文章で優しく「そのままで大丈夫」と伝えています。
自身の経験をもとに制作されたため、そのメッセージの説得力があり、スッと心が軽くなるポジティブな作品です。
澁澤 聖二『今の自分を表す言葉たち』(EAST 301)
澁澤さんがご自身のために『今の自分』ならどう自分を表現するのだろうという考えのもと制作された作品。
ご自身の性格や好きなものを半紙に書き、文字のみのシンプルな表現。
様々な場面で「自分を一言で表すと」と聞かれることがあった人もいるかと思います。
ですが、その一言だけでは伝わらないことは多くあります。このように自分を表す性格を単語で多く挙げることが何よりも分かりやすく、他人が見てもこの方がどのような性格なのか想像しやすいですよね。そして、これを書くことで自身がどう成り立っているのか、新たな発見があるかもしれません。
近藤 万桜理『キョウ界と虚像』(EAST 302)
作品の正面に立つと、「私って何者?」という問いかけが自分の顔を隠すように書かれています。
鏡に映る自分の姿は虚像。光が発散させられ実際に物体があるように結ばれる像という意味と、作られたイメージという意味を持つ虚像ですが、あなたの目に映っている「あなた」はどちらでしょうか、という問いに自分自身を見つめ直すきっかけになるのではないでしょうか。
「自分のことは好きでいたいんだけどな」「明日はどうやって生きていこう」「みんながすごい人に見える」、鏡に書かれた言葉は自分自身の本音かもしれないですし、自分が気付かないところで周りからは見抜かれている内情かもしれません。
この記事で紹介した作品以外にも、人とのコミュニケーションをとるきっかけや、自分自身との対話となる作品がご覧いただけます。是非会場へお越しください。
展示は4/4(日)まで。