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モルヒネ

モルヒネ
2020.11.13 - 2020.11.15
WEST [1-A]

美術大学在学中のお二人による展示が開催中です。
囚われない、縛られないことをコンセプトにした展示内容からは、鑑賞者にとっても自身の解放に繋がるきっかけを得られるのではないでしょうか。


もともとお二人はダークな作風が共通点とのこと。ゴシックなファッションや装飾、描かれた人物の美しい顔立ち、お二人が持つそれぞれの世界観が融合し、彩度が低い空間に華やかさを感じます。

グラスや花瓶が置かれたテーブルは食卓のようでもあり、祭壇のような神聖な印象も受けられます。神聖な場に作品が飾られることにより、絶対に揺るがない自身の個性を持った作品の中の人物は、崇拝の対象のよう。

昨今減少傾向のあるロリータ。
居酒屋でビールと焼き鳥を手に凛とした表情です。どのような場面でも、自身の好きなものを身に纏っていたいものです。周りの視線を気にせずにいられるのもロリータにとってのロリータファッションは戦闘服であり、自身を可愛く魅せるためだけではなく自身を強くするためのものなのだと思います。

ロリータが希少な存在と思われてしまうのは、その文化が一部の人間にしか馴染みのないまま衰退してしまっているからでしょうか。

個性的であったり、非日常的なアパレルブランドすら最近は見なくなり、異性への「ウケ」を狙ったファッションばかりが要求されているように思います。そうなることで本当は挑戦してみたい服装すらも憧れのままになってしまっている人もいるのではないでしょうか。

男性が髪を伸ばしたり、化粧をしたり、それに対して違和感を覚えてしまう人は現代でも少なからずいます。本展示ではその固定観念や性差ついても考えさせられます。

お二人が描かれる人物は、凛としていたり強気な表情であったり、他人には興味のないような様子だったり、 表情は様々であっても人物のひとりひとりが自分を持っていて、その姿を観た鑑賞者は、自分も何にも縛られずに好きな姿でいていいのだと思えるのではないでしょうか。

描かれた人物はそれぞれがおしゃれ。顔のパーツや手の仕草まで注目して観ていただきたいです。出展者在廊時にはポストカードなどの作品販売がございますので、こちらもお見逃しなく。展示は11/15(日)まで。


[使用スペース WEST 1-A]

staff Hiyori